つボイノリオの聞けば聞くほど

熱エネルギー80%カットのグリーンカーテン。おすすめの植物は?

昼間の気温も徐々に上がってきました。
エアコンなどの使用が増えてエネルギー消費量も多くなります。
少しでも涼しくする方法のひとつに植物を使う方法があるのをご存知でしょうか?

5月11日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、「グリーンカーテン」についての話題です。

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梅雨入り前に準備したいこと

小高直子アナウンサーが、何となく夏のような空気を感じる日が多くなってきたと話し始めました。しかし、夏の前に梅雨がやってきます。

小高「梅雨入り前のこの時期にやっておくと良いことのひとつ、グリーンカーテンの準備でございます」

グリーンカーテンとは、日差しを受ける窓や壁面につる性の植物を植えて、強い日差しを遮る自然のカーテンのことです。

街中でも、マンションのベランダや、一戸建ての庭・小さな路面店の一角などでも見かけるグリーンカーテンにはどのような効果があるのでしょうか。

グリーンカーテンの効果

窓の外にグリーンカーテンを作ると、日差しを遮って部屋の中の気温上昇を抑えてくれます。

環境省の資料によると、日射が持つ熱エネルギー(日差しの暑さ)をなんと約80%もカットしてくれるとのこと。

つボイノリオ「そりゃすごいですね」
小高「効果的ですよね」

また、植物が根から水分を吸い上げて葉の裏から水蒸気を放出する蒸散作用によって周囲の熱が奪われます。この作用によって、窓や壁付近の温度を下げることにつながっているのです。
人間でも、皮膚上の汗が蒸発する際、気化熱として体温や体表の熱を奪って下げるのに似ています。

小高「何となく見ているだけでも、風に揺れているとリラックスというか涼し気ですよね」
つボイ「何となくの効果じゃなかったことが、わかりましたね」

具体的な数字を挙げられて、納得したようです。

食費も節約できるかも?

グリーンカーテンにおすすめの植物は、暑さに強いつる性の一年草(種を蒔いたその年のうちに発芽し、花が咲き、種をつけ、枯れる植物)。

育てやすく、花も楽しめるという点ではアサガオやフウセンカズラ。
他には、青い水食のお茶がSNS映えすると人気のバタフライピーも、花として楽しめるだけでなくお茶にもできます。

また、実が可愛らしいヒョウタンやスポンジを作れるヘチマも適しています。

見て楽しむだけでなく、食べることのできる実益派におすすめの植物もあります。ゴーヤやキュウリは夏の食べ物としても定番ですが、グリーンカーテンにもできます。他にはササゲやツルムラサキ・ミニカボチャもあります。
植物の種類によっては、つる性とそうでないものがあるため“つる性”“グリーンカーテンにおすすめ”と紹介されているものを買うのが、初心者さんにはおすすめ。

プランターで育てやすいものも多いため、ベランダでも問題なくやれそうです。支柱やネットでツルの伸びる方向をうまく誘導して、暑さを抑えてエアコンによるエネルギー消費を少しでも抑えることができれば、地球にも優しい身近なSDGsになります。

小高「この私がバンバン実をつけたゴーヤを育てました」
つボイ「サボテンを枯らした小高さんがゴーヤを育てた??そりゃすごい」

「奇跡のゴーヤ」とからかったつボイに、小高は毎日ゴーヤ料理になったと苦笑い。
せっかくの食材を無駄にしないように、程よく育ててほしいと小高が締めくくりました。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年05月11日11時32分~抜粋

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