家庭にもいろいろな形がありますが、やはりこどもがいると意外なことや面白い出来事が起こったりして楽しいものです。
そんなおたよりが集まる『つボイノリオの聞けば聞くほど』「バカ息子・バカ娘」のコーナー。
バカと言っても、幼いこどもの間違いは「かわいい~」の一言に尽きます。大きくなった場合はいろいろ問題があるときもありますが、なるべくゆるく見守っていければと思います。
10月18日放送でもつボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを読み上げます。
小さいうちがええ
まずは、Aさんからのかわいい勘違いです。
「旦那が次男の幼稚園が終わったタイミングで電話をかけてきました。最初、次男と旦那は幼稚園でこんなことしたよ、給食おいしかったよ、と話しているようです」
つボイ「かわいいねー。大きくなると、『今日学校どうやった?』『知らん』。お前がわからんかったら誰がわかるんや」
男の子を育てた小高の返事はよりリアルです。
小高「『フツー』」
つボイ「ほんとに昨日と今日は同じことの繰り返しなのか。それが普通や」
小高「『チッ』」
つボイは「やっぱり小さいうちがええわ」とつくづく思います。
似顔絵のはずが
Aさんの話は続きます。
「旦那が『お父さんの似顔絵を描いて』と次男に頼みました。すると、次男は突然、スマホの匂いをくんくんと嗅ぎはじめました。
次男は『お父さんが匂いを嗅いでと言ったのでスマホのお父さんの写真の匂いを嗅いだの』」
「お父さんの匂いを嗅いで」「お父さんの似顔絵を描いて」を比べてみると、ちょっと似ています。
「旦那も電話の向こうで大爆笑。聞き間違いに気が付いた次男はものすごく照れておりました。その後、ちゃんと似顔絵を描きました」(Aさん)
つボイは「似顔絵という単語は、幼稚園の子にはわからん単語だった」と推測します。
男の戦い
こんなかわいかった息子も、高校生になると様子が違ってきます。
「洗濯物を取り込んでいると、学校から帰って制服を脱ぎ捨てて、パンツ一丁の息子がひとり不自然に腕の筋肉を盛り上げて、ぐぐっと力こぶを作っているんです。
『何してんの?』と聞くと、『これは、こいつとオレの戦いだから』と言うんです。
あごで指す位置を見てみると、盛り上がった力こぶの上に一匹のやぶ蚊が。血を吸っている最中に筋肉に力を入れると刺した蚊が筋肉に挟まれ、口が抜けなくなるというのを試しているらしい。
それから、『あ~』という気の抜けた声が聞こえました。どうしたんと聞くと、『普通に満タンまでチャージされて飛んでった』とか」(Bさん)
筋肉締めで固定させようとしたけど、蚊はチューチュー腹いっぱいになった、ではね~と、飛んで行った模様。
「一対一対の筋肉勝負に敗北したようでした。その後、息子は『かゆい~』と言っていました」(Bさん)
小高「そもそも筋肉で蚊をしめるってできるの?」
つボイ「聞いたことあるよ。ぎゅっとやると飛ばないというのは。成功したことあるかどうか知らんけど、昔から言われています」
小高「誰かやってみて。一か八かの戦いやね。負けたら全チャージで逃げられる」
いろんなところで戦いが繰り広げられているものです。筋肉が勝った場合は蚊がずっと刺さったままなのでしょうか。
キシベ総裁?
成人になって困った人というのもいます。
「社長の息子がつい先日こんな話題をしていました。『自民党の総裁、キシベさんになったみたいだね』。
どうも彼はキシダとアベがゴッチャになっているよう。カワノさんは残念だった。コウノさんやし。彼、今年45歳になるのですが、大丈夫でしょうか」(Cさん)
つボイ「でも、こういう人でも生きていける世の中はいい世の中ですね。『お前なんだ、向こういけ』でなくて、ちゃんと会社で仕事して『キシベさんはいいですね』と言っている」
落語の世界のようでそれはそれでいいですね。しかし、彼が社長の息子というのが、かなり気になります。会社は大丈夫でしょうか。
お世話になりました
最後はほんのりしたお話で締めましょう。
「土曜日に息子が出て行きました。2年前に結婚して、お嫁ちゃんとしばらく同居していましたが、家を建てて完成したので引っ越しでした。
しかし、引っ越す時の言葉が『今までお世話になりました』。
ふたりでよい家庭を作って欲しいものです」(Dさん)
嫁に出る時のような挨拶ですが、間違ってはいません。
つボイは最後、「家庭にはいろんな子がいて、いろいろなドラマがあるということです」と、コーナーを締めました。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く
2021年10月18日10時02分~抜粋