7月30日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、82年にテレビ番組『オレたちひょうきん族』から生まれた"うなずきトリオ"による「うなずきマーチ」が流れました。
うなずきトリオとは、紳助・竜介の松本竜介さん、ツービートのビートきよしさん、B&Bの島田洋八さんのうなずき役によって結成されたトリオです。
そして「うな好き」から「うなぎ」の話が展開されました。今年は7月28日 が「土用の丑の日」で、うなぎを食べることで有名です。しかし、話はなぜかうなぎではなく…。
つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを紹介します。
噂のうな次郎
発端は、あるリスナーのご主人がうなぎの蒲焼と「うな次郎」の味の区別がつかなかったこと。
「うな次郎」とは、一正蒲鉾株式会社の製品「うなる美味しさ うな次郎」のことで、いわゆるカニカマみたいなもの。
カニカマはカニに寄せているかまぼこですが、「うな次郎」はうなぎの蒲焼に寄せた魚のすり身です。
早速スーパーで見つけて食べたというAさん。
「いろいろ試行錯誤したことが目に浮かびます。タレと山椒がちゃんと添えられていることに期待感が高まります。一番微笑ましかったのが、蒲焼の皮の部分、これはタラの皮を使ったものでしょうか。
ユニークで商品としてはありだと思いましたが、またリピートとなると…」(Aさん)
つボイの昼ごはん
つボイはこの日、お昼ご飯の画像を『聞けば』の公式キャラ「りすのすけ」のツイッターにアップしていました。そこでこんなリスナーの反応が。
「リスの助のツイッター見ました。昼ごはんにうな次郎とうまき食べたのですね。うなぎと間違えるくらいおいしかったですか?」(Bさん)
「つボイさんの昼ごはんを晒してましたが、白米の量にびっくりしました。つボイさんのことだから、白米にも山椒とタレをたくさんかけたでしょうね」(Cさん)
確かに白米が多かったですが、タレをかければ味は立派なうな丼です。
お味はどう?
しかし、味の評価は人それぞれで辛口の方もいます。
「スーパーで買ってお昼に食べました。イートインでチンして、蒲焼風に食べました。一言でいうと、これうなぎと思って間違える人…いますか?
まず、食感が柔らかい、皮もはがれて練り物が丸見え、タレが蒲焼用で山椒もついていますから、味はうな丼に似ています。値段も300円程度と手ごろですから、わかった上で食べるにはつまみには十分だと思います」(Dさん)
商品全体としては合格のようです。
うな次郎で家族団欒
ところが、こんなちょっといい話も。
「うな次郎が世に出てきた時は、うな次郎とタレを食すようになり、うなぎがダメな私でも見た目だけでも家族と同じものに見えて、初めてみんなとうな丼を食べたことを思い出します」(Eさん)
小高は「こどもがクリスマスのぶどうジュースを飲んで喜ぶのと一緒やな」と、微笑ましく思います。
つボイ「この人はうなぎが苦手だった。でも、家族と同じような食卓を囲みたい時に、他の人はうなぎ、この人はうな次郎で一家団欒、みたいな感じができました」
ほんわかする思い出です。
うなぎは遠し
やっぱり本物のうなぎが食べたかった人は、こんな手段に出ました。
「うなぎ食べたかったな。スーパーの半額狙いに行きましたが、スーパーもうまく数を焼きますなぁ。まさかの売り切れ。
うな次郎は売っていました。それすら買ってもらえませんでした。うな次郎はちびちび食べたらうなぎと間違えるんじゃないですかね」(Fさん)
つボイは「それはないと思うけどな」と苦笑いでした。
梅干にうなぎ
最後はなつかしい思い出です。
「うなぎといえば、現在89歳の母が女学生だった頃の話です。
学校に家から電話がありました。当時家に電話なんてない珍しい時代です。母は一大事があったのかと真っ青になりました。友人たちも何事だとぞろぞろとついてきました。
電話口にはおばあちゃん。『あのねー〇〇ちゃん、今日のお弁当にうなぎと梅干を入れてしまったのよ。食べ合わせ悪いからね、梅干し残していいわよ』。
電話してくるな!力が抜けたそうです」(Gさん)
小高は「梅干し入れるのは毎日だったんでしょうね」と推測します。
昔からうなぎと梅干は食べ合わせが悪いとされていますが、実は栄養的・医学的にまったく問題はないようです。
でも、おばあちゃんの優しい気持ちが伝わってくる話ですね。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年07月30日10時14分~抜粋