CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の人気コーナー「男と女」。
6月29日の放送には、まるでレディースコミックのような投稿が寄せられました。
つボイノリオと小高直子アナウンサーも興奮気味です。
秘密の話を大公開
「今日、これから送らせていただくことは、私は死ぬまで誰にも話さないと思ってることです。でも、このまま誰にも話さないままにしておくのもつまらないので、この番組に送らせていただくことにしました。聞いてください」(Aさん)
小高「墓場に持って行こうと思ってた話を大公開」
いきなり期待させる文面にワクワクする小高。
「男と女のコーナー」に寄せられたということは当然、そういう話です。
今から13年ほど前に、Aさんは4人の友達と、観光旅行でアジアのある国を訪れた時の出来事。
観光で訪れた施設に、警備のためか、兵役中の若い兵士たちが何人か任務についていたそうです。
その中の1人にAさんは一目惚れをしてしまったのでした。
イケメン兵士に一目惚れ
Aさんが目を奪われた兵士は、年は20代ちょっとぐらい。
背が高くて顔が元俳優の成宮寛貴さんにそっくりのイケメンだったそうです。
「私は友達やガイドさんに『あの兵隊さん、超カッコいい。すごいタイプ』とキャッキャと話しました。観光そっちのけでイケメン兵士さんを見てる私に、ガイドさんが『帰りにメールアドレスでも渡したら?』と言ってきました」(Aさん)
Aさんは、大学でその国の言葉を勉強していて、日常会話なら話すことができたそうです。
観光が終わり、ガイドさんが兵士を連れて来てくれて、無事メールアドレスを渡すことができたということです。その後も観光をして帰国。
今度は一人で
毎日、会社へ通勤してパソコンの前で仕事をする日々に戻ったAさん。ある日、仕事中にあの兵士からのメールが。それ以来、毎日、メールやチャットで話していたそうです。
「2ヶ月くらい経った頃、彼が『もうこっちには来ないの?』と言ってきました。もちろん私は彼に会いたかったので、仕事の休みを調整し、2泊ほどの日程で、今度は一人で彼の国に行くことになりました」(Aさん)
以前、一緒に旅行した友達には、イケメン兵士と連絡を取り合っていることも、一人で会いに行くことも内緒。会いに行くと、その彼は除隊していたそうです。
興奮の展開
「仕事があるので空港には迎えに行けないけれども、終わったらすぐホテルに行くから」と言っていた彼。
「本当に彼が来るのか不安ながらもホテルの部屋で待っていると、本当に彼がやってきたのです。そして入ってくるや否やすぐにキスされてベッドへ押し倒されました」(Aさん)
小高「なんやレディースコミックみたいな話やなあ。ステキ!」
つボイ「これから汗いっぱいバーッと出るのやわ」
小高「何を言っとるんですか?」
期待してAさんのおたよりに戻りますが…
「びっくりな展開でしたが、事が済んだ後…」(Aさん)
つボイ「ここをもうちょっと書き加えて欲しかったですね」
休みの度に会いに行く
「事が済んだ後は彼が食事に連れて行ってくれて、残りの滞在期間もあちこち楽しいところへ。夜はホテルでまた…という数日間を過ごしました」(Aさん)
つボイ「このおたより、めっちゃ長いんですけど、時間までに収まるのかなあ」
時間が気になるつボイですが、おたよりの続きも気になります。
「たった3日のことでしたが、長身の成宮君に似たイケメンと過ごせるなんて夢のようでした」(Aさん)
それ以来、Aさんは3~4日とまとまった休暇が取れる度に、彼の国に行くようになったそうです。
不審な点はない
「普通の感覚だと、海外までよくわからない男に会いに行くなんて、と思われると思いますが、これまでに彼に会いに行っても危険な目に遭ったことは一度もありません」(Aさん)
財布のお金が取られたとか金品の要求があったとかもなかったそうです。
「会いに来た私と一緒にホテルで泊まることもあれば、自宅に帰って行くこともありましたが、滞在中はずっと楽しくデートをしてくれて食事などお金も出してくれました」(Aさん)
つボイ「この辺は私とよく似てるんですよ。金を取ろうとか、そんなつもりで私も誘っとるわけじゃない」
小高「つボイさん、まず、最初の時点でメールアドレスもらえないから」
女の声で電話が
彼は当時23歳でAさんよりも年下。交際は一年ほど続き、家族のことも仕事のこともわかったそうです。
最後に彼の国へ行った時は、プリペイド式の携帯電話をレンタルしていたんだとか。
ところが一人でホテルにいた時に携帯が鳴り、「あなた誰なの?」と女性の声が。
「何かヤバい感じがしたので私は黙ってしまいました。すると、また『あなた誰なの?彼(の名前)と会っているわよね?
やめてください。私は彼の妻です。小さいこどももいるのよ』と言うではありませんか」(Aさん)
小高「あれ…?」
「本当にびっくりしました。私は、この国の言葉を話せますが、さすがに話すと外国人とわかってしまうので、事態の複雑さを避けるためもあり、とにかく黙って電話を切りました」(Aさん)
その夜は泣き続けたそうです。
「彼は23歳ととても若かったので、結婚してこどもまでいるなんてことは想像もしませんでした。知らず知らずのうちに不倫まがいのことをしていたなんて」(Aさん)
つボイ「この人は不倫とは思えへんかったんやわ」
小高「そりゃあ、今の話の流れだとそうでしょうねえ」
ロマンスの結末
翌日も彼が来てくれるはずだったのですが、Aさんは会わないようにしていたそうです。
そのまま帰国の日が来て、荷造り中に部屋に届けられたのは100本もありそうなピンクのバラの花束。
メッセージカードには、「僕と出会うタイミングが悪かったのだと思います。僕には妻も子供もいて貴方の恋人になることはできないのです。でも、これからあなたの幸せを願っています。楽しい思い出を本当にありがとう」と書かれていたそうです。
「私は一人帰国して、普通の会社員に戻りました。その後、出会った今の主人と楽しい結婚生活を送っております。それにしても彼は結婚して子供もいるにも関わらず、なぜ日本に住んでいる私と交流し続けたのでしょう?」(Aさん)
つボイ「男ってそういうもんやで」
小高「こらこら。そこで、そんな意見を差しはさまんといて下さい」
つボイ「そこはイケメンの彼と僕の共通点です」
小高「いらんこと言わんでよろしい。一応、美しい思い出にしといてあげて」
美しい思い出?
「そういえば交流していた1年ほどの間、彼は一度も好きとか愛してるとかという言葉を言ってくれませんでした。でも、ものすごいイケメンと国をまたいで付き合えたという思い出で十分です。
つボイさん、小高さん、彼は一体何がしたかったんでしょう?」(Aさん)
なぜか笑い出すつボイと小高。そしてアワアワと慌てるのでした。
小高「いらん解説はしんでもいい」
つボイ「だって、聞いてくるから」
小高「第三者から見たら、その男性にモヤっとするところはありますけども、美しい思い出として留めおきたいわけですよ」
「求めているのはこの手の話ですよ。皆さんも、墓場まで持って行く話があったらお寄せ下さい」と締めるつボイでした。
(尾関)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年06月29日10時02分~抜粋