「うちの子はまったくバカで困る」と親はよく嘆きます。実際、親から見たら「こども」はいつまでたっても「こども」です。
7月27日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「バカ息子・バカ娘」のコーナーです。相も変わらず、くすっと笑えるバカ話がたくさん届きました。
が、本当にバカなのでしょうか、というお話も。
つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを読み上げます。
カレーといえば何を乗せる?
まずは、カレーに何を乗せるかという話です。
「うちのバカ娘に『今日の晩ごはん、カレーだからね』と言いました。夕方、娘が帰ってきて『カレーって言ってたから、これ買ってきたよ』と言います。
『とろけるチーズでも買ってきたの?』と聞くと、『違う、カレーにはこのトッピングだよ』と言って、鞄から出したのが駄菓子のビッグカツ!」(Aさん)
小高は「あ、カツカレーにしたかったんや」とピンときます。
「『ほら、カツカレーの出来上がりじゃん』とドヤ顔でした。
『そんなこと考えるのあんたしかおらんわ!』
『絶対他の人もやっとる』と、捨て台詞を吐いていきました」(Aさん)
小高は「ちょっとおいしそうな気もするけど、やってみようかな」とノリノリです。
カレーに「ビッグカツ」の件ですが、最後に、予想外のリアクションが寄せられます。
川の字で寝る
次のBさんの息子さんは彼女と別れたばかり。3週間目で少しふっきれたようです。しかし、親御さんがよくそこまで知っているものです。
小高「ちゃんと息子さんが話してくれるのか、話さんでもわかりやすいのか、どっちかやね」
Bさんのおたよりです。
「いつも通り、夜中バイトから帰ってきた息子、朝気づくと私たちのベッドで寝ているやないか。ダブルベッドに3人。というか、大学3年にもなって母親と寝るか?」
小高「淋しなったから(笑)」
つボイ「かわいいな」
深夜のバイト、心も身体もお疲れだったのでしょうか。バカというより、かわいい話でした。
8年目の卒業式
最後は今年3月頃に届いたおたよりです。
「私のバカ娘は先日の日曜日に高校の卒業式でした。なんと8年かかって卒業できました。しかし、卒業式には参加しなかったです。『行きたくない』のひと言で終わりです。
日曜日に何をしていたかというと、知り合いの米屋でお供え用の紅白の鏡餅を作ってました。5時間で15,000円儲けたと笑顔で話してくれました。
高校生最後の日より、お金を選択したバカ娘は現代っ子なんでしょうか?」(Cさん)
つボイはちょっと違う感想をもったようです。
「私、これ聞いて感心しましたよ。8年かけて卒業するという努力、普通イヤになるやん。顔ぶれも入学したときの子やない後輩ばっかりや。それでもちゃんがんばった、すごいなと思いましたよ」
「行きたくない」のひと言にはいろいろな思いがあるのかもしれません。
「これはバカ娘に入りません!」とつボイは判定しました。
ビッグカツレシピ?
コーナー放送後に反響のメッセージが寄せられました。
8年かかって高校を卒業した娘さんには、「よく頑張ったと思います」とのおたよりが。
小高も「バカ娘じゃない!」と賛成します。
カレーの上に駄菓子のビッグカツを乗せるという娘さんには…
「駄菓子のビッグカツを卵と一緒に煮て、かつ丼にして食べるとおいしいです」(Dさん)。
さらにプロのシェフEさんからも…
「自分も時々、酒のつまみに少しソースのついた駄菓子のカツを買います。以前なべ底についたカレーをさらえるようにしてつけて食べたら酒が進みました」
ビッグカツを使った応用レシピはいろいろあるようです。
「石川県のカレーチェーン『チャンピオンカレー』さんはビッグカツをトッピングにしたカレーを、先日メディアに紹介したばかりです」(Fさん)
なんとそれを商品として売っているところもあるようです。
小高アナは「それに自分で考えいきついたのはバカ娘ではないよね」と感心します。
つボイは最後に「今日出てきたバカ娘は立派な子ばっかりです」と断言。
バカと思っているのは親だけで、案外外では一人前にやっていて、親の方がずっとこども扱いしたいだけなのかもしれません。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年07月27日10時02分~抜粋