地元では当たり前、でも他の地域の人に話すと珍しがられる、そんな「ご当地あるある」が日本各地に転がっていますが、3月26日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、愛知県豊橋市にあらためて注目。
パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーが、リスナーからのおたよりを元に、トークを繰り広げました。
豊橋が舞台のマンガが登場
愛知県豊橋市は東三河地域の中心都市として知られており、愛知県で5番目に人口の多い市です。
豊橋市がフィーチャーされたきっかけは、25日の放送で佐野妙さん原作のマンガ『だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!』(竹書房)を取りあげたこと。
地元が舞台のマンガということもあって、特に東三河地域のリスナーの間で反響を呼びました。
「先日、書店に行ったので、本を買ってきました。これは私でもネイティブな発音で読めると、思わず1人で笑ってしまいました」(Aさん)
Aさんは田原市の方で、三河弁のセリフが自然と入ってきたようです。
「うずらカッター」って何?
その豊橋で、当たり前のアイテムとして知られているのが、「うずらカッター」。
その名の通り、うずら卵の殻を割りやすくするための器具で、ハサミのような形をしています。
一家に1つのマストアイテム、大阪でいうところの「たこ焼き器」ぐらいに相当するのかと思いきや……。
「私の両親も豊橋の人間なんで、純粋培養豊橋っ子の私ですが、我が家にもうずらカッターなるものはありません。そもそもめったにうずら卵は購入しません」(Bさん)
小高「ホントに全部の家にあるか言うたら、そうではないかもしれませんが」
つボイ「名古屋の人でも"ワシは名古屋コーチンしか食えへん"、そんな人はなかなかおらへん」
ただ、そもそも愛知県外の人は、「うずらカッター」自体を知らない可能性が高いですので、意味を知っているだけでも、豊橋では浸透しているのかもしれません。
うずら卵をどうやって食べる?
もちろん、うずらカッターを持っているという意見もあります。
つボイ「ウチのオヤジはうずらが好きやったから、うずらカッターはありましたよ」
うずら卵というと、今までそうめんやざるそばのつゆに混ぜて食べたことぐらいしかありませんが、どんな食べ方があるのでしょうか。
「豊橋市民ですが、どんぶりにしらすを敷いて、その上からうずら卵を10個ぐらい割って、しょうゆで混ぜたものは最高ですよ!」(Bさん)
つボイ「見るからにうまそうやなコレ!贅沢に10個も使って、しらすもおいしいわ」
小高「このマンガの中に、たまりしょうゆへの愛が(書かれている)。いかにおいしいのかというくだりもありますよ」
「うずらカッターってこどもの頃から身近にあったし、うずらの目玉焼きもよくやるし、豊橋のキオスクには『うずらプリン』という商品もあって、めちゃめちゃおいしいですよ!上郷サービスエリアにも売ってます」(Cさん)
そして、うずら以外にもあるお菓子が地元で浸透しています。
「(現在は田原市ですが)生まれが豊橋で、『ピレーネ』は、ボンとらやさんというお店で売ってますよ。クッションみたいな四角い形のケーキで、中に生クリームなどが入っています。あとはみたらし団子。甘辛でなかなかおいしいですよ」(Dさん)
三河弁のアクセントが気になる
豊橋を含めた東三河地域の特徴といえば三河弁で、独特の言い回しを持っています。
かつて、テレビドラマ『みんな!エスパーだよ!』(テレビ東京系)でも三河弁が使われ、話題となりました。
ただ、地元の人からすると、ドラマで話す三河弁のアクセントはちょっと違うこともあるようで、これは地元以外の俳優さんが演じると難しそう。
それを受けて最後につボイは、「"姫路"(の言い方)と同じやね」と語っていました。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年03月26日10時49分~抜粋