時代が変わっても終わりのない嫁姑問題。
しかし時代とともに嫁が姑になり、微妙な変化を見せているようです。
3月5日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、「日本で家族制度が確立された頃からあったのでは」と語るつボイノリオと小高直子アナウンサーが、リスナーからの嫁姑問題を紹介しました。
4日くらいがちょうどいい
以前この番組では、姑であるAさんから、年末年始帰省での嘆きが紹介されました。
「息子夫婦はうちに4日しかいない。残りは嫁の実家に行くのに。悲しい」
それに対して、「孫は4日くらいがちょうどいい。それ以上は大変」という多くの反響が寄せられました。
そしてAさん本人からその後の報告が届きました。
「息子家族が日曜に帰っていきました。皆さんからいろいろご意見をいただきありがとうございました。
で、『なるほど』でした。
『たった4日』とグチっていましたが、『4日間くらいがちょうどいい』と実感しました」
つボイは「文面からすると『ちょうどいい』ではなく、『もうへとへと』という感じです」と行間を読みます。
「やんちゃな孫にふり回され、抱っこをせがまれ、腕は筋肉痛。嫁の手前、そこらでごろごろもできず。私のペースも乱れっぱなしでした。
これからはグチらず、ありのままを受け入れ、静かなばーばでいます。この疲れは温泉にでも行って癒します」(Aさん)
つボイ「普通は孫が来ると癒されるけど、温泉が一番癒されるんや」
孫は心の癒しですが、身体の癒しには温泉が一番です。
姑になってわかること
嫁から姑に視点が変わり、納得した方もいます。
「こどもが小さい頃、実家に泊りがけで帰ると、実の父親から『2泊3日までにしてくれ』と言われました。
姉は泊まらないけど、土日の夕食はここで食べているのに、こどもはしょっちゅう預けているのに、と思いましたが、孫を預かる身となり父が言ったことがよくわかります。
泊まりませんが、1日預かると翌日は疲れ切っております。
若さだけでなく、こどもと孫の違いはあると思います。孫は気を遣います」(Bさん)
つボイは「自分の子はバーンと叱ってもいい。お嫁さんの手前、『それはあかんよ~』とやさしく言わないといけない」と、その違いを想像します。
「こどもを育てる時はさほど気にしなかったことも気をつけます。私なら4日もいられると食事だけでも疲れ切ってしまうと思います」(Bさん)
自分が姑の立場になって初めてわかることもありますね。
冷ややか?割り切り?
嫁姑問題をあらかじめ回避するため、もっと割り切っている方もいます。
「うちの妻の提言で、私の実家の話は私が何もかも処理し、妻の実家のことは妻が処理し、お互い口出しはしない、これからそうしようと5年前からそうなりました」(Cさん)
つボイ「規則を作って、工夫してる」
「これまで一切お互いの実家への準備対応は妻がしていたのがイヤになってのことだと思いますが、『よく離婚しないね』と言われてもいいくらい、我が夫婦の冷ややかさは格別だと思いますが、みなさんどうでしょうか」(Cさん)
小高「クールやね」
冷ややかととるか、割り切りととるか。それぞれでルールがあるならそれでいいのではないでしょうか?
嫁でいるのが楽?
同居の大変さを嘆くおたよりは多いですが、こんな方もいらっしゃいます。
「私は長男の夫に嫁ぎ、お盆、お正月は、夫の兄弟、家族が来るので、姑の指示のもと、食事の準備をしております。
日も重ならないように、私は自分の実家に夫とこどもと行きますが、実家は気楽かと思いきや、夫と実家の両親との間で気を遣いまくりです」(Dさん)
つボイ「それなら嫁でいるのが楽かもわからんわ」
小高「嫁なら被るのは私やから、私がおさめればいいだけの話や」
つボイ「さまざまなご苦労がありますね」
いつもドラマ以上に実感のこもったおたよりの数々に「リアルな話が続くねー」と、つい話に入り込んでしまったつボイノリオでした。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年03月05日10時02分~抜粋