『聞けば聞くほど』の名物コーナー「嫁・姑」。
始まったのが20数年前ですから、当時は嫁の立場で「ウチの姑さんにも困ったものだわ」というおたよりが中心でした。
それが年月を経て、今では姑側に回ったリスナーが増えています。息子が自分の彼女を「彼女さん」と呼ぶことにいちいちイラッとしたり、「そんな呼び方でも彼女がいるだけマシ。ウチの息子は女性の気配すらない」と悩んでみたり。
結婚してないので正式には“姑”ではないものの、今回はそういう“プレ姑”のお話を紹介しましょう。
彼氏の母親をこき使う“ブラック彼女”
夢と現実は違う
「早くウチの息子にも彼女ができて、『手作りのフィナンシェをくれた』とかいう話を聞いて、ウチに遊びに来て、泊まっていったりとかしてほしいなあ」
そんなおたよりに対し、アシスタントの小高直子アナウンサーが言い放ちます。
「来てほしいと思うでしょ?いざ来たらムカつくの」
さすが長年このコーナーをやっているだけあって、夢を見させません。
さらにパーソナリティーのつボイノリオが追い打ちをかけるような、Aさんからのおたよりを紹介します。
Aさん「長男(22歳)の彼女(22歳)が、ウチに転がり込んで居候してます。まだ結婚はしてないので同棲です。
ある朝、雨が降ってきて『雨合羽を貸してほしい』というので貸してあげました。夕方、雨も上がり彼女が帰ってきて、リビングでゴソゴソしています。見に行くと、濡れた雨合羽を部屋干ししているではありませんか!フローリングや周囲はベタベタ。そして何食わぬ顔をして部屋を出ていきました。
濡れた床ぐらい拭いていけ!何で私が拭き掃除せなアカンのや!私ひょっとして、嫁にイビられてる姑の立場か?」
仮想・嫁への不満爆発
かなりのご立腹ですね。しかしこれだけでは終わりません。同じAさんから、また別のおたよりが送られてきていたのでした。
Aさん「長男と彼女が同居して8ヶ月。依然として家の手伝いは一切しません。朝、洗濯物をしていると、無言で裏返しの洗濯物をポイッと預けてきます。乾いた洗濯物はキチンとパンツまでたたんでやらないと片付けません」
更に不満は続きます。
Aさん「部屋の掃除はもっぱら次男(14歳)に任せっきり」
自分の彼氏の母親と弟を、すっかり召使い扱いですね。
Aさん「夕飯ができた頃、2階から降りてきて、ソファにどかっと座り、携帯をいじくり、自分の皿や箸ひとつ出しやがらん。食べた後は食器を放置して2階に上がっていきます。その間、料理がうまいともまずいとも一言も会話無し。もちろん感謝の言葉なんて聞いたこともありません。
これって完全に舐められてるんやろうね」
ここでつボイが余計な一言。
「お母さんも舐められてますけども、ムスコも舐められてるんやろうね」
小高がごもっともなツッコミ。
「何言ってるんですか!お母さんの感情を逆撫でするようなことは言わないでください!」
謎は全て解けた!
Aさん「長男もこんな女のどこが気に入って同棲してるんやろ?ただ乳がデカいだけやん!」
謎は全て解けました。この理由は大きいと、巨乳だけに大きいと、つボイは納得します。
Aさん「ストレスたまるわ!こんな女!我が家の嫁にはいりません!早くどっかへ出てけーっ!」
すっかりヒートアップするAさんに、つボイがアドバイスします。
「昔は、『結婚するまで一線越えたらいかん』と言ってたから、『結婚したらこんなハズじゃなかった』ということはいくらでもあった。今はこういうお試し期間(同棲)が普通にあるので、いろんなことがわかってくる。結婚したら歯の磨き方やら箸の上げ下げやら気に入らんとか出てくる。これで息子が彼女の本性に気付いてくれればいいのでは?」
「でも、オッパイはデカいんだよ。箸の上げ下げとどっちが勝つかねえ」と小高が言うと、つボイは即答。「オッパイ」
更に、新たな格言を披露します。
「オッパイは欠点を拭(ぬぐ)う」
結局は見た目?
その後も、「口うるさく言えばその子も家を出ていくのでは?いや、息子も一緒に出て行っちゃうか。息子が出て行くのはイヤかあ」
「同居してる間に、もっと大きいオッパイで性格のいい子を見つければいい」など、無責任なことを述べたつボイ。
しまいには、「乳の大きさしかAさんは書いてないので、顔は誰に似てるかも教えてほしいですね。乳だけではアドバイスできない」と、Aさんの長男と同じく、見た目重視の考えをさらけだすのでした。
(岡戸孝宏)
関連記事