多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

花粉シーズン到来!今年の飛散量は少ないって本当?

そろそろ花粉症の季節です。すでに目がしょぼしょぼしたり、鼻がぐずぐずしている人もいるのでは。

「今シーズン暖冬ですね。スギの花粉はどうなるのですか」(Aさん)

1月31日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、このリスナーからの質問に、気象予報士の澤朋宏アナウンサーが答えます。

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今年は暖冬のまま

実は、番組には「もうすでにくしゃみが止まりません」というメールが昨日あたりから届いているそうですが、今年の冬は今後どうなるのでしょうか?

澤「今日から1週間くらいは冬ですね。それから気温は上がりそうです」

多田「それでもう春かも?」

澤「まだ名古屋で初雪がないんです。初氷点下もないです。今のところ、週間予報を見ていても最低気温が下がって2度か3度。この時期の平年なら名古屋は最低気温の平均が0.3度。
下がって平年並み、ということはベースの気温がまだまだ高いということです」

今年は暖冬のまま冬が終わりそうです。
 

スギの花粉は何で決まる?

では、気になるスギの花粉はどうなるのでしょうか?

スギ花粉の飛散量が多いか少ないかは、昨年の夏の天気に依存します。
去年の夏にスギの芽がよく育つ状況だったら飛ぶ量が多くなり、そうでなければ少ないです。
また、スギの花粉が早く飛び始めるか遅いのかは、今の暖かさに依存します。

では、今年はどうでしょうか?

「まず、去年の夏は、暑い時期もありましたが、お盆明けからずっとグズグズの天気が続いていました。
秋の長雨が8月から始まったという影響もあって、東海地方のスギ・ヒノキの花粉は平年に比べても、去年と比べても、ぐっと少ないそうです」

アシスタントの山内彩加アナウンサーが「おーやったぁ!」と拍手。花粉症に悩まされているひとりです。
 

早目に飛びはじめる?

実は澤自身が花粉症で、もう2、3日前から症状が出始めているそう。

多田「ということは全体の量は少ないであろう。ただ、早く飛び始めるだろう…」

澤「その通り。ただし、暖冬の影響もあって、平年よりかなり早目に飛び始めることが多くなりそう。地域によってはもう飛んでいるかも」

量が少ないのは花粉症の人にとっては朗報です。ただ、もう飛び始めているので早目のご注意を。
 

いつまで続く?

「早く飛び始めると早く終わってくれますか?」と、多田が聞きます。

澤「これはその年のその後の気候によります。ダラダラ長い時もあれば、スパンと終わる時もあります」

多田「それはまだわからない?」

澤「例えば春先に晴れた日が長く続くと、一回地面に落ちた花粉がまた上がる時があります」

"春の嵐"と言われるような大雨が降ると、落ちた花粉が一気に川に流れることもあるようです。ただし、そこまでの効果がある場合は相当な大雨のため、どっちもどっちという状況であまり良いことはなさそうです。

「いずれにせよ、もう飛び始めています。辛抱の季節がはじまります」

苦々しく宣言する澤アナですが、コロナウィルスのせいでマスクが不足している昨今、普通に花粉症でマスクが必要な人もこれから影響を受けそうです。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2020年01月31日07時09分~抜粋

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