雲がひとつふたつあっても、天気予報では「快晴」!?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / ライフ・ヘルスケア

1月18日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、気象予報士でもあるCBCの澤朋宏アナウンサーがリスナー質問に答えました。

今回は「AMラジオに雑音が入るとカミナリが鳴る?」という質問等が寄せられました。

気象観測の自動化

まずはリスナーからの質問です。

「気象の観測が自動化されるとニュースで聞きました。自動化って何ですか。今まではどうしていたのですか」(Aさん)

気象の観測が今までのような目視はやめて、自動化されるそうです。

多田「場所はどこですか?」

澤「まずは関東の気象台です。関東で実験的に導入して、うまくいくのなら全国に広げていこうということです。
関東の中で、東京をのぞいた神奈川の横浜、千葉の銚子、埼玉の熊谷、茨城の水戸、栃木の宇都宮、群馬の前橋、いわゆる地方気象台です」
 

空の2割ちょっとが青なら“晴れ”

では、どういう項目について目で判断していたのでしょうか。

澤「まずはどんな天気か」

今日は“雨”とか“晴れ”とか“くもり”とかです。

澤「雨は降ったら機械でもわかるだろうとお思いでしょうが、難しいのがくもりか晴れです。
全天のうち8割まで雲で覆われて、初めてくもりになります」

多田「逆に青い部分が2割ちょっと越えていれば、晴れなんですね」

また、“快晴”というのは、1、2割の雲しかないという状態だそう。
雲ひとつない時のことを“快晴”というのかと思いきや、そこまでで区切ると本当にめったに現われない気象現象になってしまうそうです。
 

気象台の人はAMが好き?

こういったことを今までは気象台の係の人が目で見て判断していました。

多田「これは機械化した方がいいんじゃない?」

澤「ところが薄い雲、濃い雲あり、その判別が今までの機械では難しかった。AIとかITとか、どんどん技術が進んだので、ようやく機械でもできるようになってきたのです」

多田「なるほど。人によってばらつきはないはず?」

澤「私も気象台の方に聞いただけですが、この観測を行うという業務は一種の職人芸の世界であり、いきなりすっとその業務につくのは難しい。先輩について横で勉強してからようやくデビューさせていただけるそうです」

また、地域によってばらつきがないように気象台の職員さんは、こんなこともしているそうです。

澤「気象台の人ほど人事交流が盛んな業界はないと言われています。
そして、気象台の人は現地に赴任するとAMラジオをよく聞かれています。その土地に行ったときに、その土地がどんな土地か、食べ物、文化、しゃべり方はAMラジオで知るのが一番です、とみなさん言われます」
 

観測から予報に

“晴れ”“くもり”以外には、どんな観測の項目があるでしょうか。

澤「雲の量、あと視程といってどこまで視界がきくクリアな空か。これも今までは人間の目でした。名古屋の本山の地方気象台から見て栄まで見える、桑名の長島まで見えるとかで決めていました。

ありがちなのが、ちょっとモヤが出てぼやっと見えるはどっちか。そういうところも実は機械化ができるようになりました。

観測より防災につながる予報業務に人をさいていこうとなり、2月1日から関東の一部で気象の観測を自動化しようという試みが行われるそうです」

多田は「全国に広がっていくのでしょうね」とまとめました。

ラジオのノイズはカミナリの知らせ?

「天気が悪くなってくると、うちのラジオ雑音が入って聞こえにくくなりますが、うちのラジオだけですか?」(Bさん)

多田「これは“うちのラジオ”だけでなく、どこのAMラジオも同じですね、天気が悪いと雑音が入る」

それにはこんな理由があるそうです。

澤「山登りされている方はよくご存じですが、カミナリが鳴るようなときに雑音が入ると言われています。

簡単にいうと、空気中に猛烈な静電気があるとそれが電波に影響します。しかもTV、FMではなく、AMラジオの周波数帯がいちばん影響をうけやすい。

逆にCBCラジオを聞いていただいていると、特に夏場は、夕立が起きそうだというのが分かります」

 “ズワッ”というノイズが入るときは、今いる場所から半径50km以内でカミナリが鳴るときだそうです。

澤「カミナリが鳴る前からノイズが走ることもあるので、いち早く空の変化を知る材料になると思います」

AMラジオを聞いていると意外なところで役立つことがあるのですね。
(みず)
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2019年01月18日07時06分~抜粋

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