ニュースで話題の中国の大手企業「ファーウェイ」とは、どんな会社?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / ニュース

12月5日、カナダの司法当局はファーウェイの創業者の娘で、CFO(最高財務責任者)の孟晩舟容疑者を、1日にカナダ・バンクーバーで逮捕したと発表しました。ファーウェイとは中国の通信機器大手であり、この逮捕が中国とアメリカの関係を悪化させるのではと危惧されています。

このファーウェイ、あまり耳なじみのない会社ですが、具体的にはどういう会社なのでしょうか。

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』、12月10日の放送では、中京大学経済学部客員教授、エコノミストの内田俊宏さんに伺いました。

売上高9兆7千億円の巨大企業

ファーウェイは日本ではまだなじみがないですが、すごい会社だそうですね。

内田「現在、世界170カ国以上で事業を展開し、世界中で18万人以上の従業員の方が働いている国際企業です。昨年の売上高が9兆7000億円です。

具体的には携帯電話や基地局の設備を世界中で売っています。
日本からも6700億円くらいの部品を調達しています。関西にも研究所を作ろうというようなこともあって、かなり日本の技術的な部分でのサポートも受けています」
 

スマホのシェアは世界第二位

スマートフォン市場におけるシェアはどうなんでしょう?

内田「今年になってからアップルを抜いて、韓国のサムスンに次いで世界第二位です。主要国でみると、中国では27%のシェア、ヨーロッパでもサムスンについで24%を占めています。
日本は3分の1がアップルで、そのあとシャープ、ソニー、その次くらいに数パーセントと日本ではまだなじみがないです」

世界で見ればファーウェイのシェアは圧倒的です。

内田「基地局のシェアも世界中で現在の4Gとよばれる通信規格では、同じ中国のZTEと合わせると4割のシェアを押さえています」

高品質で安い

ファーウェイのスマートフォンにはどんな特徴があるのでしょうか。

内田「中国市場を押さえているので大量生産できるので、品質にくらべて低価格です。
技術的にも先進国のメーカーと変わらず、むしろスペックが高く、性能が高いのに安いということで、これから新興国市場でもかなりシェアを伸ばす可能性を秘めています」
 

アメリカの危機感

そういった中で、日本の中央省庁が事実上ファーウェイを締め出す方針を固めました。アメリカはすでにそうした措置を取り始めています。

内田「そうですね、スマートフォンは0%です」

その理由がこのファーウェイから情報漏洩のリスクがある。これはどういうことですか。

内田「スマートフォンのシェアが全体の3、4割超えてくると、たとえば、その国のいろんな情報、いわゆるビックデータ、消費者の購入履歴、決済の方法、そういったお金の流れもキャッチアップできます。

基地局も世界で中国企業が4割となると、ネットワークの基盤となるところ、首根っこを押さえられます。アメリカとしては、次世代の通信規格でも中国企業をなるべく排除したいと、同盟国に呼びかけています。

これからあらゆるものがインターネットにつながります。ネットワークの基盤となる基地局とスマートフォンを押さえられるリスクをアメリカは感じていると思います」
 

覇権争い

そういった世界でもアメリカと中国が覇権争いをしているということですね。

内田「中国製品だとアメリカのコントロール外になってしまうので、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、日本、同盟国に対しては使用しないようにという方向性で動こうとしています」

我々レベルでは、このスマホ、便利、安い、かわいいというレベルで使っていますが、これが大量にまとまると国を動かすくらいのことになってくるのですね。

内田「特にアメリカ人は割と品質と価格だけで決めたりしますから、そのあたり、リスクをかなり怖れていると言えます」

多田は最後に、「スマホは油断ならないですね」と正直な感想で締めました。
(みず)
 
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2018年12月10日07時25分~抜粋

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