歌声合成ソフト「初音ミク」を使って新曲を鋭意制作中のピン芸人・工作太朗。
前回披露したベタ打ちバージョンが上々の評判だった工作は、さらなる改善を目指し、今回は「調教」とも呼ばれる調声にチャレンジ。
その歌声にリスナーから思わぬ反響が寄せられます。
3月20日放送の『工作太朗のジョブナイ』から。
「調声」してみた。
「ものをつくろう!」のコーナーで現在取り組んでいるのは、「初音ミク」を使った楽曲制作。
CBCラジオ開局70周年キャンペーンの公式イメージキャラクター「初音ミク」の起用決定にちなみ、楽曲を非公式に制作中です。
前回、初音ミクが歌うバージョンを初披露したところ、リスナーからの評判は上々でした。
しかしこのバージョンは、メロディに歌詞を文字入力しただけの、いわゆる「ベタ打ち」でした。
そこで今回はブレス(息継ぎ)や声の強弱など、ユーザーの間で「調教」と呼ばれる調声をかけたようです。
早速、聴き比べることに。まずは、前回のベタ打ちバージョン。
「サビに入ってからのベースの動きがカッコいいですね!」とリスナーからも感想が届きます。
続いて、調声後のバージョンが流れます。
工作「注目して聴いて。自信ないから」
確かにベタ打ちからの変化はわかりますが、思ったほど劇的な変化ではなかった様子。
ミクの声量も全体に小さめで、反応がどうも芳しくないようです。
工作「音のバランスはミスった感じはあるんですけど…」
ブレスの強調やサビを伸ばすところ、「あの日交わした約束…」の子音が重なるところなど、細かい部分を変えたことをアピールする工作。
リスナーからの意見は真っ二つ
ところが、スタッフからも「調教前のほうが良かった」とストレートな感想が。
どういうことなのでしょうか?
大塚「どっちの方が良いんですかね?ミクさんだからパキパキした方がいいのか、人間に寄せてる方がいいのか」
工作「ミクさん、パキパキ歌うの?」
大塚「早口の曲だとやってると思うんですけど」
ポカロと人間、どっちに近づけた方がいいか、大塚にも迷いが生じます。
そこで、リスナーからの意見・感想を探る二人。
するとツイッターには「確かに人っぽくなったね。でもボーカロイドっぽくしてもよいかもよ」と好意的な意見も。
一方で「先週のほうがよかったし。ボカロっぽさが残ってるし」「前の方が好きだな」「どことない違和感がある気がする」「V4XからなんかV2(旧バージョン)になった感じが…」と、今回の調声には否定的な意見も。
変えすぎは禁物?
大塚「人によって(意見が違う)。どっちがいいんだろう…」
先週と今週のいい部分同士をミックスするのがいいのかなと考えあぐね、いいポイントがあれば教えてほしい、と工作。
また、工作が師匠と仰ぐ、初音ミクの楽曲づくりに詳しいリスナーからの貴重な意見も。
それによると、どうやら初音ミク制作ソフトの最近のバージョンは、ボイスの調声が最初からかなり完成されているそうです。
そのため、下手にマニュアルで調声していじるよりも、ベタ打ちの方が感じが良くなることが多いのだとか。
そのことに気づくのにも初心者は時間がかかるということです。
工作「みんな通る道ってことかな、初心者は」
大塚「『ボカロでやるんだから最初の方がいいんじゃない』って陥りがちってことですかね?」
工作「俺もわかんないから。どうなるか」
加減がわからなかったため、今回はとりあえず変えられる箇所を全て変えてみた工作。
結論としては、調声ポイントは絞ったほうが良いようです。
「初音ミク」はなかなか奥が深そうですね。
少しずつ、特徴が見えてきた楽曲づくり。今後も曲のさらなる進化が楽しみです!
(nachtm)
工作太朗のジョブナイ
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2021年03月20日21時24分~抜粋