矢部太郎、「芸人」と「漫画家」2つの拠点がある安心感

工作太朗のジョブナイ / エンタメ

名古屋を中心に活躍する工作芸人・工作太朗が、様々な仕事を取材し、若者と一緒に未来を考える「リアル就活」番組『工作太朗のジョブナイ』。

記念すべき第1回となる10月5日の放送では、カラテカの矢部太郎さんが登場しました。

手塚治虫文化賞短編賞を受賞した『大家さんと僕』(新潮社)の続編、『大家さんと僕 これから』(新潮社)を発表した矢部さんに、漫画家になったきっかけや、漫画家になってよかったことについて尋ねました。

芸もいいけど?本も素敵!

7月に刊行された矢部さんの新刊『大家さんと僕 これから』を読んでから、「この本の情景を頭の中で考えてしまう自分がいる」と、本の内容が脳裏に焼き付いて離れないと語る工作。

中でも「余韻や情景の描き方がすごい」と大絶賛です。

いなくなってしまったカエルのシーン、雪の場面で遠くに飛んで行った赤い帽子が取れない大家さんがバタっと倒れてしまったシーン。

こういった矢部さんの場面の描き方に無常観を感じ、何回も読み返したと熱い思いをぶつけます。

これを聞いた矢部さんは、「(ここまでのインタビューで)お笑いの僕については、全く何もなかったのに。『矢部さんのお笑いのここ良かった』みたいな話、一切なかったですけど!」と、思わず工作に突っ込みます。

「素敵な本だなと。芸も良かったんですけど!本も素敵だったと思ってね」

慌てて矢部さんの芸について言及する工作ですが、矢部さんにはすっかりお見通しのようです。

生まれて初めて描いた漫画

「お笑いではほぼ褒められたことなかったんですけど、漫画は褒められるんですよ」と矢部さん。
「もっと早く描けばよかったですね」と振り返ります。

矢部さんが漫画を描くようになったのは、知り合いの漫画原作者の方にたまたま「僕、大家さんとすごく仲いいんです」と話をしたことがきっかけでした。

その方から「面白いから描いた方がいいよ」と勧められて、描き始めた矢部さん。

なんと、『大家さんと僕』が生まれて初めて描いた漫画だったのです。

「漫画家をやってよかったことは?」と尋ねる工作に、「漫画で描ける」という気持ちがあると矢部さん。

「例えば今日工作君のラジオ出て、『あれ上手くいかなかったな』と思っても、あとで家帰って漫画に描けば、それをもう1回復活できるっていうか」

全てが漫画のネタになると語る矢部さん。

すべっても逃げ道

工作「じゃあもし、僕に対してすごく嫌な印象持ってたとしたら、、漫画でクソミソに描かれるわけですか?」
矢部さん「あっ、そうそうそうなりますね(笑)」

工作「漫画で攻撃をされるわけですね」
矢部さん「この時こう思ってた、みたいな。ひどいモノローグが入って」
工作「なるほど。ただ、矢部さんの漫画に載ると売れるぞー!」

売れるためなら手段を選ばない工作。

さらに、「2つ拠点があることで、すべったとしても『大丈夫、僕は漫画家だから』みたいな気持ちで」と、ぶっちゃける矢部さん。

矢部さんいわく、「お笑い芸人」と「漫画家」という2足のわらじを履くことで、気持ちの保険ができると教えてくれました。

「たとえ、漫画がそんなに面白くなかったって言われても、『いや、私芸人なんで』みたい
な」

この矢部さんのお話を聞いて、「今日、僕は学んだことがあります」と唐突に切り出す工作。

「芸人としてじゃなくて、逃げ道をもう1つ、僕は探します!」と断言しました。

唯一無二の男、矢部太郎

この『工作太朗のジョブナイ』で、これから様々なお仕事の話を聞く予定の工作。

「逃げ道を探します!あわよくば、何かが当たれば!」と、全く異色の分野での成功を目指すことを決意したようです。

今回の対談で、心が浄化されたと感じた工作。

工作の中に、「人への感謝を忘れずにいこう」という気持ちが芽生えました。

最後に「何かお知らせがあれば」と告知を勧める工作に、「お知らせは特にはないですね、はい」とあっさりとした矢部さん。

「煩悩全くない!ニュートラル!」と工作は感心しきり。

「ホント考えさせられるな、自分のこと…」と、煩悩の塊である自分を見つめなおす工作を、「(工作は)5年目だから!5年目はやっぱそれ必要でしょ!(自分は)22年目ですから」と、矢部さんは優しくフォローしてくれました。

このインタビューを振り返り、「矢部さんってすごいなと思った。かわいい声なのにオーラや風格がすごかった」と工作。

「とてもかなわない、唯一無二の感じがしました」と、矢部さんという存在に圧倒されたと語る工作でした。
(minto)
 
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2019年10月05日22時37分~抜粋

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