小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

南こうせつ、コロナ禍で教えられたことを語る

1月10日に愛知県芸術劇場大ホールで開催された『青春のグラフィティコンサート2021』に南こうせつさんが出演しました。

小堀勝啓による楽屋でのインタビュー第2弾では、このコロナ禍のエピソードなどを尋ねました。
2月7日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』から。

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情報が止まって出るメロディー

まずは小堀の「コロナ禍の間は曲作りとかされていたんですか?」という質問から。

南「お休みの間に、何曲かは出てきたましたね」

青春時代からこうせつさん自身の中に蓄えてきたメロディが、自然に出てきたんだそうです。

南「日本人の、お野菜の香りじゃないですけど、そういったものが、ふわっと出てくるんですね」

無農薬野菜を作っているこうせつさんらしい例え。

コロナ禍以前は、憧れのミュージシャンが作る新しいメロディー、リズム、ギター編成などの情報が入って来ていたそうですが…。

南「ピタッと情報が止まってる中で、ぬか漬けの中から、キュウリだナスだって取り出すみたいに、そういう感じでメロディーが出てきたんです」
 

こんにゃくのような曲

そんな話を聞いた小堀は、昔、老舗のおでん屋さんから聞いたというエピソードを披露。
長年継ぎ足しで作っているおでん鍋の底から、黒い塊が出てきたそうです。興味を持った常連のお客さんが食べてみると、得も言われぬうまさ。

その黒い塊、すっかり小さくなり、歯ごたえも変わっていたのですが、正体はこんにゃくだとか。こんにゃくがおでん鍋の中で、何年も、いろんなうま味を吸っていたんだとか。

小堀「こうせつさんからも、そのこんにゃくみたいな曲が出て来たんじゃないですか?」
南「かもしれない。50年過ぎましたから、そのこんにゃくのような感じですかね」

1970年「最後の世界/むなしいうた」でソロデビューしたこうせつさんは、今年でデビュー51年です。
 

コロナ禍で教わったこと

南「非常に閉塞感に包まれていますが、具体的にはワクチンというのが叫ばれていて、これが一つの希望ですよね」

ワクチンがうまく行き届けば、3年後には元の状態に戻るともいわれています。

南「その時のために、今をしっかりと、たくましく、したたかに生き抜きましょう」

また、「人間にとって、何が幸せなのか?」を一人一人が考えることも重要だと言います。

南「自分という命を大切にしながら、他者への思いやりとか愛とか、そういったことが、とてもとても大事であるということを、私はこの期間で教えられましたね」

 

イメージが作る未来

小堀「僕も会場から、皆さんの元気をもらうのを楽しみにしてますし、来年は普通に、こうせつさんと握手したりハグしたりできるようであればいいですね」

南「本当にそう思います。今、小堀さんが言ってくれた、来年は、握手したりハグしたり、皆で笑顔で会えたらいいねっていう、そのイメージを絶対なくさないこと。

そのイメージを持ってるだけで、明日に向かって足が向かって行くんですよ。これをなくしたら明日に行けないんですよ」

力強く語る南こうせつさんでした。
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2021年02月07日10時02分~抜粋

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