城所あゆねのグランパスタイム

試合終盤に2試合連続失点…守り切れない名古屋グランパスの課題

6月30日現在、J1で13位の名古屋グランパス。上位進出のために、1つでも試合に勝って勝ち点を積み上げたいところです。

21日の第21節・清水エスパルス戦は引き分けになったものの、8日開始の第22節・サンフレッチェ広島戦はアウェイで勝利をおさめました。

28日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、現地観戦した城所あゆねが試合を振り返りました。

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監督の采配が的中!先制点を挙げる

21日にJ1第21節ホーム・豊田スタジアムで清水エスパルスと対戦予定した結果は1-1の引き分け。

試合は前半、エスパルスに押し込まれる展開となるものの、グランパス側はGKピサノ アレックス幸冬堀尾選手を中心に守備陣が粘り強く対応します。

一方で前半途中にはFW永井謙佑選手が、エスパルスのDF高橋祐治選手と接触を起こした結果、高橋選手に大ケガを負わせるアクシデントもありました。
試合はそのまま、0-0で折り返します。

城所「後半16分にFW山岸祐也選手を投入すると、この采配がズバリ的中するんですよ」

長谷川健太監督の采配が当たり、山岸選手は後半19分にFWマテウス カストロ選手のドリブルでの持ち上がりからパスを受け取りゴール。先制点を挙げました。

1か月半前は完勝したのに…

ところが後半43分、逆にCKからエスパルスのFW千葉寛汰選手がヘッドでゴール。同点に追いつかれました。
千葉選手は、今季育成型レンタルでJ2藤枝MYFCへ移籍していましたが、6月に入り急きょ呼び戻された選手。昨季までエスパルスに所属していたグランパスDF原輝綺選手とは仲が良く、試合後も言葉を交わしたようです。

城所「正直、前半だけ見てたらエスパルスに流れがいって『このままじゃ先制されるかも』って少し思ってた。でも、山岸選手が入って得点の匂いがしたら先制点で『これいけるわ』って思ったけど、終盤に決められてしまって守り切ってほしかった」

リーグ前半戦の1か月前、5月3日の第14節でも清水エスパルスと対戦した時は3-0勝利でした。
たった1か月半でここまで試合展開を変えられたことにリーグ戦を戦い続ける難しさを改めて感じたという城所。

まだ団子状態

リスナーからも投稿が。

「引き分けたものの、残留争いのライバルが軒並み負けてくれたので勝ち点1の分だけ、残留には近づきました」(Aさん)

グランパスは、まだ油断できない順位にいることを考えると「負けるよりは勝ち点1でも獲得しておきたいというのは納得」と城所。
しかし、Aさんは「上位を目指すという点では(上位チームに)引き離されたことは悔しい。そろそろ下ではなく上を見ていきたい」と締めくくります。

城所「でもね、下位チームともそんなに勝ち点差がないんですよ。まだ団子状態なんでね、1つ頭抜け出せるといいんですが、まだ安心できませんよね」

そして28日にアウェイ・エディオンピースウイング広島で行われた第22節・サンフレッチェ広島戦。
上位と下位の差が開いてきており、少しでも上位に食い込むためには何としても勝ちたかった試合です。

城所「2-1で勝ちました!勝って良かったんですが、90分に失点したという情報を見ました。21節も88分に失点していますし、最後の最後まで守り切ってほしかったな」

試合終盤の失点は、今季のグランパスの課題でもあります。守り切れなければ勝てる試合も勝てなくなり、失速へとつながりかねません。
次の試合は7月5日、ホームの豊田スタジアムで開催のJ1第23節・東京ヴェルディ戦。次こそクリーンシート(無失点)で勝利して欲しいところです。
(葉月智世)
 
城所あゆねのグランパスタイム
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2025年06月28日22時48分~抜粋

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