城所あゆねのグランパスタイム

グランパス、リーグ戦では引き分けと敗戦…足踏みの現状

リーグ戦では、なかなか勝ちきれない状況が続く名古屋グランパス。前半戦もあと少しとなった中、リーグ戦第16節と17節の結果を現地観戦した城所あゆねが振り返りました。
6月3日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』より。

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最下位相手に勝ちたかった

まずリーグ戦は5月26日、ホームの豊田スタジアムでJ1 第16節・京都サンガF.C.戦が行われました。結果は1₋1のドロー。先制点を決められて、それでも追い付けたのは収穫でしたが…。

城所「やっぱり悔しかったね。相手が試合前の順位で最下位っていうこともあって、勝たなきゃいけない相手だったのよ。試合中は裏を取られることも多かった。だから余計に『大丈夫か?グランパス』って心配になってしまったというか」

裏を取られると、どうしてもそのまま失点につながるのではないかという不安がぬぐえず、応援している方はヒヤヒヤします。

不安は的中し、前半35分に京都のFW豊川雄太選手に先制ゴールを奪われ、1点を追いかける展開で前半を終えることになりました。

前半を振り返ると、全体的に押し込まれていたことを考えれば失点してもおかしくなかったところもあり、悔しいながらも仕方ない展開だったとのこと。

恩返し弾を決められず

しかし、後半に入るとグランパスは徐々に反撃を開始。攻撃のリズムを取り戻すなど、グランパスらしさが随所に現れ始めます。

城所「やっぱりね、試合は前後半で90分だから失点しても勝てる方に気持ちを切り替えていくことが大事。前半も、FWパトリック選手が恩返し弾なるか?ってシーンもありました」

恩返し弾とは、以前所属していたチームに対して得点を決めること。パトリック選手は昨季京都サンガF.C.所属、今季から名古屋グランパスに移籍した選手です。

相手側からすると、恩返し弾なんて決められたらあまり気分のいいものではありません。
結局、パトリック選手のゴールは決まりませんでしたが、京都側のサポーターにとってはちょっと嫌なシーンだったかもしれません。

グランパスは後半30分、MF椎橋慧也選手のゴールで追いついたものの、追加点は奪えず手痛いドローで終わりました。

またもや下位に敗戦

続いて、6月2日にアウェイのUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われたJ1第17節・15位の川崎フロンターレ戦。

城所「2₋1で負けてしまいました。前半の早い時間帯に失点して、MF家長昭博選手をあんなに自由にさせちゃだめだな…2点取られる展開になってしまいました」

前半6分と18分とも、得点を奪ったのはフロンターレの家長選手でした。
家長選手は、海外でも活躍し、現在37歳のベテランながら2018年、2020年~2022年とJリーグベストイレブンに輝くなど第一線で活躍し続けるベテランです。

グランパスは、ゴール前で何度も混戦になり点が入りそうなシーンがあったにもかかわらず、決めることができないまま後半も終わりかけた44分、DFハ・チャンレ選手が右CKからペナルティエリア中央からヘディングで枠内にシュートを放つも、一度はセーブされます。再度、DF三國ケネディエブス選手からのパスに反応し、ペナルティエリア中央から右足でゴール右上に決めました。

最後に1点返したものの、またもや下位に負けたことで順位も3日時点で7位に後退となっています。リーグ戦は16日までお休みです。

次の試合は、6月5日にアウェイ・三協フロンテア柏スタジアムでルヴァン杯がプレーオフラウンド 第1戦として柏レイソルと対戦予定。9日にはホーム・豊田スタジアムでルヴァン杯がプレーオフラウンド 第2戦を同じく柏レイソルと連戦。
この2試合の結果で勝敗が決定します。まずは、好調なルヴァン杯で勝利を!
(葉月智世)
 
城所あゆねのグランパスタイム
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2024年06月03日12時22分~抜粋

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