城所あゆねのグランパスタイム

ルヴァン杯2回戦とJ1リーグ9節に勝利!好調グランパスの「絆」とは?

先週の名古屋グランパスは、4月17日のルヴァン杯2回戦・大宮アルディージャ戦を危なげなく勝ち上がり、21日にはJ1第9節・セレッソ大阪戦で激闘の末に勝利しました。

4月22日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、現地で試合観戦した城所が、その好調の理由を推測します。

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危なげなくJ3チームに勝利

まず17日に、アウェイ・NACK5スタジアム大宮で開催されたJリーグ杯 1stラウンド2回戦・J3の大宮アルディージャと対戦したグランパス。
2₋0で勝利した今年初のカップ戦について「複数得点できたことは大きかった」と振り返る城所。

城所「まず1点目は、いい位置にボールが来たんですよ。ゴールを決めたFWパトリック選手もいい場所にいて、頭で押し込むだけっていう」

前半46分、右CKを獲得したグランパスは、キッカーのMF倍井謙選手が右足でボールを蹴り込みます。いい位置にいたパトリック選手が、がペナルティエリア中央からヘディングでゴール右上に見事に決めました。

2点目は後半9分。相手選手からPKを獲得したパトリック選手が落ち着いて決め、そのまま守り切って勝利。

大宮アルディージャも、現在はJ3と下位カテゴリにいますが、かつてはJ1にもいたチームで、決して今季は弱いというわけでもありません。
ただ、今回はグランパスの好調そのままに、J3チームに角の差を見せつけたと言ってもいい結果となりました。

ユース出身選手同士の友情

試合にはリーグ戦で出場機会のない若手を中心に、いつもとは違うメンバーが多く出場。
リーグ戦に出場した主力を疲労回復のために休ませ、若手選手に出場機会を与えて試す「ターンオーバー」です。
ここで活躍できた選手がいればリーグ戦での起用の可能性もあります。

城所「倍井選手の大の仲良しであるMF榊原杏太選手。いいプレーがあったんですけど、最後ゴールを決めきるという点が惜しくて。観ていてもどかしい気持ちになった…」

もどかしく感じたのは、倍井選手も同じだったようで、榊原選手に対してゴールを決めてほしくて送ったと思われるパスが何度かあったそう。 

榊原選手と、倍井選手は両方ともグランパスユース出身です。

ユース時代から培ったライバル兼友情という絆があったからこそ「試合でもその絆を思わせるようなプレーがあったのでは」と城所が見解を述べます。

首位・セレッソ大阪から金星!

そして21日はリーグ戦。ホーム・豊田スタジアムでJ1第9節、首位のセレッソ大阪を迎え激突しました。
現場の城所が試合終了直後の電話レポートを寄せました。

城所「2₋1で勝ちました!雨の中の試合だったので、ボールも選手も滑ってて、怪我等しないか心配だったんですが、MF吉田温紀選手がスタメンで出てたから、ユース出身の選手の活躍に期待したいと思ってました」

吉田選手は名古屋グランパスユース出身の20歳。まだまだこれから活躍が期待される有望な若手の1人です。ただ、前半27分に交代で退いたため、今後は不透明です。

前半は、セレッソに押し込まれる場面が多く体調不良から戻ってきたキャプテンのGKランゲラック選手のスーパーセーブに救われました。

後半は、グランパスが先制数分後、オウンゴールで同点。何とか後半40分、FW永井謙佑選手が勝ち越しゴールを決め、激闘の末の勝利。この結果、9節終了時点でグランパスは5位に浮上しました。

次の試合は、28日J1第10節・アウェイの埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦します。ただし、次節はDFハ・チャンレ選手が警告(イエローカード)累積のため出場停止が痛いところです。
(葉月智世)
 
城所あゆねのグランパスタイム
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2024年04月22日12時22分~抜粋

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