城所あゆねのグランパスタイム

どうなる?W杯アジア予選・日本代表vs北朝鮮が中止に

J1リーグは1週間お休みを挟み、その間に行われていたのが2026 FIFAワールドカップ・アジア予選です。

現在、順調に勝ち点を重ねる日本ですが、その裏で様々なアクシデントも発生しています。
3月28日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、パーソナリティの城所あゆねがその辺りの見解について話しました。

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日本代表戦に異変あり

J2・J3リーグは通常通り試合を行った一方、J1リーグは、1週間お休み。
その間に行われたのが2026 FIFAワールドカップ・アジア予選です。これは、2026年にメキシコで開催される予定のワールドカップ出場権を賭けたアジア地区の予選で、現在日本はBグループで北朝鮮・シリア・ミャンマーと同組ですが首位をキープしています。

城所「3月26日に北朝鮮・平壌で行われる予定だったワールドカップ・アジア2次予選の日本vs北朝鮮が開催中止になったんですよね」

その直前、日本で21日に国立競技場で北朝鮮と対戦し、1-0で勝利しています。
その後、平壌へ移動して、対戦する予定でした。開催中止については、北朝鮮側の事情ということでその詳細は明らかにされていません。

ただし、FIFAは「日程の再設定や代替試合を行うことについてはない」と発表していますが、この試合の中止の扱いがどうなるかについて、放送時点で明らかになっていません。

日本の不戦勝になりそう

日本代表にとっては、北朝鮮に行かずに済んでラッキーですが、気になるのは開催されるウはずだった試合の取り扱いです。

城所「この試合の扱いがどうなるかは、放送時点では発表されていないんですけど。一般的には3₋0で日本の不戦勝になるのでは、と言われています」

今回の中止は北朝鮮による一方的なもの。
実は女子サッカーでも似たようなことが起こっています。今年2月の女子日本代表なでしこジャパンも、パリ五輪アジア最終予選の第1戦が当初は平壌でしたが、サウジアラビア・ジッダでの開催に変更されるアクシデントがありました。

今回は、没収試合ということになり、別日程の設定や代替地での試合はしないとのことなので、日本代表にとっては負担が軽くなったとも言えそうです。

簡単に別日程を設定できない理由

この状況に対する見解を語る城所。

城所「試合を観たかったなという気持ちと、でもスケジュール的にまた代替で別日を作るのは難しかったと思う」

A代表は、代表監督が望んだ選手を簡単に集められるようなシステムにはなっていません。
選手の保有権は、当然ですが選手が所属するJリーグ各チームや海外のチームが持っています。

各国代表の試合(親善試合やワールドカップの予選)など、一部の試合については代表招集に優先権がありますが、それでも招集したい選手のクラブがOKしないと諦めることに。

各クラブは、選手が代表選でケガでもしたら高額な年俸を払っているのに使えなくなり、損するだけでなく、わざわざ代表戦に選手を出場させればその間は不在に。
さらに移動による時差ぼけ、ケガのリスクなどを考えれば渋るのも当然です。

そこをうまく調整するために、日本サッカー協会のスタッフが各クラブと円満な関係を築いたり、交渉したりしていることを考えれば、今回の試合が没収試合になるのは日本にとって悪くない結果という事情もあるということ。

代表に召集された選手たちは、ケガなく活躍するプレッシャーとも戦っていることを思いやり城所でした。
(葉月智世)
 
城所あゆねのグランパスタイム
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2024年03月28日21時07分~抜粋

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