城所あゆねのグランパスタイム

来季注目のグランパス久保藤次郎選手、「お辞儀」の理由を語る。

来季に向けて、各Jリーグチームでは選手との契約更改・退団・移籍や新入団内定などを次々と発表しています。

12月28日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、2023年夏に名古屋グランパスに移籍し、来季の活躍が期待される久保藤次郎選手が出演しました。
聞き手は城所あゆねです。

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衝撃的だったオファー

久保藤次郎選手はこの夏J2の藤枝MYFCから移籍加入し、後半戦で徐々にチームに馴染み、頭角を現してきました。
城所がまず質問したのは、グランパスからオファーを受けた時の心境について。

久保「結構衝撃的だったというか、最初は信じられなかったですね。嬉しかったです」

久保選手は愛知県出身。帝京大可児高校時代に全国高校サッカー選手権に出場、その後中京大へ進学しています。

いつかJ1チームへ所属したいという気持ちはあったものの、グランパスは自分の人生の中では遠い存在のチームだったと言います。
そのため「予想外のオファーを聞いた時は驚いたと同時に、光栄な気持ちになった」とのこと。

城所「サポーターとしては、この上なく嬉しい言葉をいただきました(笑)」

中京大のキャンパスもグランパスの施設近辺だったので、移籍によって久々に訪れ、懐かしい気持ちになったとのことでした。

信頼を勝ち取るまでの軌跡

移籍加入した後の最初の関門は、他の選手と打ち解けること。この辺りはどうだったのでしょうか?

久保「そうですね、J1のチームの選手って怖いイメージがあったんですけど。名古屋の選手はみんな本当に優しくて、最初からいろいろ話しかけてくれて。僕は自分から話しかけるのが苦手なのですごく有難かった」

プライベートで他の選手と一緒に出掛けることはあまりなく、ひとりの時間を大切にしてリラックスするのが久保選手流とのこと。

その後、最初は途中出場が続くも、最終節が近くなるにつれてスターティングメンバーに名を連ねるようになり、スタメンに定着していくのですが…。

久保「(10/2の)ガンバ戦で初スタメンだったんです。その試合で、チームメイト、長谷川監督からちょっといい評価をしてもらえたのかなって感じがして。その後3試合はよかったかなと思うけど、最後2試合でボロが出たというか…」

まだまだ自分の実力不足を感じているそうで、来季もっと頑張ってサポーターに勝利を届けられるよう、精進したいとのことでした。

サポーターにお辞儀をした理由

試合前に選手たちがウォーミングアップをする際、ゴール裏のサポーターたちは鼓舞する意味を込めて選手たちの名前をコールして、チャント(応援歌)を順に歌っていきます。

久保選手は、最初の頃からチャントを歌ってもらう度に深々とサポーターへお辞儀をしているのが気になっていたという城所。その理由を尋ねてみると…。

久保「自分のコールをあれだけの大人数のサポーターが言ってくれるって経験が初で、それに対してどう反応していいのかわからなくて。
一気に試合へのスイッチが入りますし、自分にとっても欠かせないので感謝でいっぱいです」

お辞儀したことで、礼儀正しくサポーターへの敬意が伝わり、結果的にサポーターたちに好印象を残しました。

シーズン中の移籍、しかも上位カテゴリーに来たということもあり、最初はチームメイトとのコンビネーション、フィジカルやスピードの違いなどはあったものの、しっかりやることをやれば問題なくついて行ける手応えを掴んだと語る久保選手。

来季、また移籍加入等でチームメイトの顔ぶれは少し変わりますが、変わらず優勝を目指して戦うと力強く締めくくりました。
(葉月智世)
城所あゆねのグランパスタイム
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2023年12月28日21時13分~抜粋

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