ツレよる

ラジオ局の「技術部」って、どんなお仕事をしているの?

「あなたと夜のツレになりたい。」をキャッチコピーに、CBCラジオに出演している若手パーソナリティが新たにチャレンジする30分のトーク番組。「ツレよる」。

水曜日は「山本衿奈のキカセテ」と題し、CBCラジオの社内で働く人たちを迎え、ラジオの裏方の話を“キカセテ”もらう30分。ラジオ業界で働きたい人にも役立つ番組です。

11月10日放送の模様をお届けします。

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仲良しなエピソード

オープニングではリスナーより届いたメッセージを紹介しました。

「レポートドライバーの方は2人で取材、機材担当と分かれているんですね。普通に仲が良いけど、特筆するエピソードがない話には笑いました」(Aさん)

2人1組となりラジオカーで移動しながら、レポーター(取材と放送)と、ドライバー(運転と無線機の操作)を交互に行っているレポートドライバー。

先日の放送で、レポートドライバーはみんな仲が良いけれど、特に話せるような仲良しなエピソードはなく、いい距離感を保った上でみんな仕事をしていると明かしていました。

山本「ここで、同じくレポートドライバーを務めている同期の當山に、何かエピソードはないかと聞いてみました。
そうしたら"私(當山)が体調を壊してしまった時、衿奈が家までお粥を作りに来てくれたことがある"と話してくれました。みなさん、どうでしょうか?」

決して自分の株を上げようと紹介したわけではなく、あくまで事実だと強調する山本でした。
 

今夜は技術部から

早速今夜もゲストを招き、さまざまなお話を伺います。
第4回目のゲストはCBCラジオ技術部のO氏です。

山本「技術部ということですが、私はわからないことだらけなんです。Oさんは、どんなお仕事をしているんですか?」

O「技術部というのは、大きくは送信と送出というものに分かれています。
まず、例えばCBCラジオがある名古屋市中区、ここからは電波は出ていないんです。
三重県にある(桑名市の)長島というところから電波が出ているんです。アンテナがあって電波が出ているところ、ここが送信所です」

山本「なるほど、ではそこまで届けないといけないんですね」

O「そうです。なので今いるここが演奏所です。
我々がいる部署は『送出』と呼ばれていますね…ちょっと逆にわかりづらくなっちゃいましたかね(笑)」

こちらで送り出してから電波に乗せて送信、と覚えるとわかりやすいかもしれません。
 

24時間対応します

また、放送を管理するシステムについても語るO氏。

O「APC(オートマティック・プログラム・コントローラー)と呼ばれる、放送を管理するシステムがあります。
番組とコマーシャルの切り替えや、コンピューターの制御で自動で切り替えていくものです」

先週ゲストとなった編成部が作った番組表に従い、APCにデータを入力。
時間通りに番組が切り替わったり、ボタンを押せば決められたコマーシャルが流れるなど、重要な役割を果たしています。

O「そもそもAPCがないと番組が成り立たないんです。心臓部といってもいいと思います。
これをわたしたち送出部門のみんなで管理しているんです」

APCの異常時や生放送の対応、この番組のような収録番組などにも交通情報や気候の情報が入ります。
そのため24時間対応出来るよう、常駐しているそうです。

O「緊急の速報などを入れる時も、今ならいけるぞ!などとここぞのタイミングを測っています」

番組を1人で管理することもあるというお仕事ということで、責任はかなりのもの。
仕事のボリューム、重大さに終始驚きが隠せない山本のインタビューとなりました。
(新海優)
 

11/10 セットリスト

M1「世界の果てに君がいても」喜多修平
 
ツレよる
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2021年11月10日21時00分~抜粋

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