ツレよる

「お悩み解決がモットー!」ラジオ営業マンの仕事とは

「あなたと夜のツレになりたい。」をキャッチコピーに、CBCラジオに出演している若手パーソナリティが新たにチャレンジする30分のトーク番組。「ツレよる」。

水曜日は「山本衿奈のキカセテ」と題し、CBCラジオの社内で働く人たちを迎え、ラジオの裏方の話を“キカセテ”もらう30分。ラジオ業界で働きたい人にも役立つ番組です。

10月27日放送の模様をお届けします。

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今夜は営業部から

普段はレポートドライバーとしてさまざまなところから中継をしている山本が、ラジオ業界で働く裏方をお招きし、裏方のお仕事のお話を"キカセテ"もらうこの番組。

どんな人たちがどんなふうに働いていて、その仕事が放送にどのように繋がっているのかをインタビュー形式で尋ねます。
第2回目のゲストは営業部からT氏です。

T「初めまして、営業部のTと申します。よろしくお願いします」

その声からも緊張が伝わってくるT氏。

山本「改めて、ラジオ局の営業さんって何をしているんですか?」

T「主な仕事はスポンサー探しです。ラジオの番組って放送の間にコマーシャルや提供のクレジットが流れていると思います。それはスポンサーさんからお金をいただいて、そこに流しているという仕組みなんです」

私たちが当たり前のように聞いているコマーシャル一つ一つにも、このような裏方がいてこその物なんです。

T「要はスポンサーさんの"お悩み解決"なんです。なんのためにCMを流すかというと、スポンサーさんの持っている商品を売りたい、施設なら来てもらいたい、幅広く知ってもらいたいということなんですね。
それを僕たち営業マンが、どのようにPRをして流したら上手くいくかを提案しています」
 

営業が「作る」とは

先週番組に出演した製作部のNディレクターは、元々営業部員。
「営業部は男性が多く男社会。お金も絡んでいることなので雰囲気も若干ピリピリしているかもしれません」といった話題がありました。
現役の営業担当T氏に、その実態を聞いてみます。

T「部署の位置付け的には、会社のお金を稼がないといけないということもあり、ピリつくことも確かにあります。でもそれは人それぞれですかね」

人によってタイプや性格が違うように、売り方にも個性があると言います。

T「僕の細かい仕事としては先ほど話した大まかな内容の中でも別にあります。クレジットやコマーシャルの他にスポンサーさん独自の番組を作ることが出来るのですが、例えば『ラジ和尚・長谷雄蓮華のちょっと、かけこまナイト!』なんかは僕が入社してから初めて立ち上げた番組なんです」

山内「営業が番組を作るというイメージはありませんでした!」

T「僕も入社するまで知らなかったんです。ただコマーシャルを流すだけでなくスポンサーさん自身をパーソナリティにして、だんだん大きくなっていってみなさんに知ってもらえる。先ほどの番組なんかは10分番組から1時間番組までになってしまいましたね」

他にも「大津功のイケ爺になりた~い!」や「中部大学presents ちゅとらジオ」「魚忠presents ウルトラ寿司ふぁいやーの全てはエンターテインメント」などの制作に関わってきたそうです。
 

スポンサーへの姿勢

とはいっても、ディレクターのような番組への関わり方とは違う営業マン。

果たしてどのように番組制作に関わっているのでしょうか?

T「僕たち営業の仕事はあくまで枠を売ること。この時間からこの時間までを売って、その中身を制作の方に作ってもらうんです。作るといっても、枠を作るということですかね」

山本「一部の営業マンからTさんの営業はトリッキーだと聞いたのですが、他の営業さんとは違うところがあるのでしょうか?」

T「お悩みを解決したいということがメインですよ。そのスポンサーさんの扱っている商品や商材によって、コマーシャルを流すのが有効なのか、どの番組に付けるのが良いのか、はたまた番組自体を作ってしまうのがいいのか…など適材適所な売り方を心がけています。その対価としてお金を頂くんです」

山内「まさにお悩み解決という感じなんですね。そのスポンサー1つ1つに合わせたコマーシャルや番組の宣伝の方法をTさんは考えてらっしゃるんですね」

キビキビと営業をかけ、お金を稼いでいるというイメージを持つ方もきっと多い営業部の仕事。

しかし実際は「お悩み解決」をモットーに動く営業部T氏の登場でした。
(新海優)
 

10/27 セットリスト

M1「Birth」喜多村英梨
M2「約束の場所」CHEMISTRY
 
ツレよる
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2021年10月27日21時00分~抜粋

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