ドラ魂キング

中日・根尾昂投手、涌井秀章投手からもらったグローブ秘話「宝物です」

12月11日、中日ドラゴンズの根尾昂投手がCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。

トレーニング方法や涌井投手との関係など、リスナーから寄せられた数多くの質問に、根尾投手が丁寧に答えてくれました。
聞き手は宮部和裕アナウンサーと安藤渚七です。

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ムキムキの秘密は?

「根尾くんを見るたびに『ムキムキになった』と思うのですが、何かトレーニングや食事制限はされていますか?」(Aさん)

根尾「結構増量してシーズン入って、減量期もちょくちょく作りながらではあったんですけど。いろいろ試しながらというか、今シーズンは例年よりもちょっと体重を増やした状態で乗り切ろうかと思ってました」

宮部「ウエイトや筋肉量の変化はありましたか?」

根尾「それもまた良さもあり、改善するところもあり。そこはトレーナーさんといろいろ話をして。今年ちょっと増やしてたんで、来シーズンはもうちょっと落として入ろうかなとは思っています」

宮部は最近の根尾投手を見て、「ピッチャーっぽい雰囲気と身体つきになったのでは」と思っていたようです。

根尾「いい球を投げるのが一番なんで。自分の一番球を投げられる体型というか、コンディションを目指して試行錯誤してるんで。それがハマるようにって感じですね」

涌井投手から盗みたいこと

「涌井(秀章)投手と自主トレを一緒に行なうと聞きましたが、涌井投手のどんなところを吸収したいですか?」(Bさん)

根尾「今年までというか、プロ入られてからずっと第一線でやられてますし、まずそこの秘訣というか。身体のコンディションもそうですし、トレーニングもそうですし。何かひとつでも盗んでいきたいなっていうのと。

大先輩ではありますけど、その争いに勝っていかないといけないので。少しでも自分の力を上げて帰って来れるように、その一心ですね」

ここで宮部は「シーズン中に聞けなかったこと」として質問をぶつけます。

涌井投手のフォームに似てる?

宮部「根尾さんが試行錯誤しているフォーム。腰を入れるモーションは、涌井さんを参考にされたのかなという印象を受けたんですが?」

根尾「変えた時に涌井さんを意識していたわけではないんですけど、その時も結構悩んでて。結果的にセカンドベース側に1回足を送ってから投げるみたいな感じになって。『えっ涌井さん、こんな感じやな』ってなって」

宮部「ぐるっと回って、結果的に近いっていう」

根尾「それを涌井さんの方から、『もうちょいこうした方がいいんじゃない?』みたいなことも言っていただいたんで、その時だけじゃないんですけど。
自分としては同じところへ投げていたいんですけど、そこまで僕がまだ行ってないんで。涌井さんの方から寄り添ってくださったというか」

宮部「決して真似ではなく、その寄り添ってくださることと、自分の研究ということですね」

宝物のグローブ

「秋のキャンプでは涌井投手のグローブで練習していたのを見ました。どのような経緯でグローブを涌井投手からいただいたのか、よろしければ教えていただきたいです」(Cさん)

根尾「昨シーズンのファン感謝祭で、僕が涌井さんに『今年もありがとうございました』と挨拶に行った時に、バンテリンドームのロッカーにグローブが2~3個あったんですよね」

それまで他の選手のグローブに興味を持つことはなかったという根尾投手ですが、この時、涌井投手のグローブを見て「いいっすね、すごいっすね!」とコメントしたそうです。

根尾「涌井さんが『1回はめてみ?』『これもう使わないよ』って。その流れで」

安藤「『いいな』って言ってみたら、もらえたと」

根尾「今でも宝物なんですけど。バンバン練習で使ってますね。すごくうれしかったですね」

背番号は「0から99」

「来年から背番号が変わるみたいですが、ズバリ希望する背番号はありますか?」(Dさん)

根尾「まあ…0から99の間だったら」

安藤「ああ、広っ!(笑)」

根尾「あんまり『この番号を付けたい』というのは、今は口にしないかなっていう感じなんで。そうやって言っておきます」

宮部「ただ、変えてということの意味合いはどうでしょう」

背番号の変更は井上一樹監督からの打診があってのことだそうです。

根尾「自分としても転機にしたいとは思ってます」

どこでも投げる準備はしたい

「ピッチングももちろん期待しているんですが、バッティングにも注目しています。このオフの期間はバッティングの練習もされていますか?」(Eさん)

根尾「身体を動かす程度にというか、慣らす程度に動かしています」

宮部「シーズン中だって、屋内でバントを含めてしっかりやってらっしゃいますもんね」

根尾「先発ピッチャーはみんなやれって言われてるんで。まず言われたことはちゃんとやってます」

「正直、先発・中継ぎ・抑え、どこをしたいですか?」(Fさん)

根尾「気持ちは先発して1試合投げて勝ってっていうのが、ピッチャー多分やりたいというか理想だとは思うんですけど。チーム状況ももちろんありますし」

昨年の秋には、井上監督がメディアに「ロングリリーフでもワンポイントの方がもしかしたら力を発揮しやすいかも」と話していたことは耳にしていたそうです。

根尾「どこに行っても投げる準備はしたいなっていう感じです」

考えすぎずに動いてみる

最後の質問です。

「根尾くんは常に前向きで、見ていて清々しいですが、時には下を向くときもあると思います。上を向くきっかけになることや、そんなときに思い出すこと、心に留めている言葉などがあったら教えてください」(Gさん)

根尾「ありがとうございます。あんまり明るいイメージないですけどね、自分が。やることを決めてやって出来なかったとしても、もう1回やったらできるかなっていう考え方とか。もうちょっと続けてみたりとか。それでもダメだったら変えて、みたいな。

考えすぎるのが僕は良くないんで、考えすぎずにまずは動いてみてっていうのは常に思ってます」

たくさんの質問に、ひとつひとつ真摯に答えた根尾投手でした。
(minto)
 
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2024年12月11日18時17分~抜粋

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