つボイノリオの聞けば聞くほど

ネット詐欺に遭う寸前で止めてくれた、俺の心のストッパーとは?

リスナーから寄せられた詐欺体験を紹介していく『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)の「オレオレ詐欺のコーナー」。

6月19日の放送でも、つボイノリオと小高直子アナウンサーが詐欺対策も含めて、リスナーの体験談を紹介していきました。

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詐欺の典型

「最近定額減税詐欺が出てきているようです。他人の弱みに付け込む詐欺です。明日は我が身と思って用心したいです」(Aさん)

つボイ「『おばあちゃん、定額減税のこと御存じですよね?』って電話がかかってくるわけですよ」

ひとり4万円が戻ってくるというニュースがよくやっています。

つボイ「ただボーッと待ってても来ないんですよ。手続きがいるんです」

小高「あれ?」

つボイ「手続きするとお金が戻ってくるんです」

小高「ん?」

定額減税を受ける時は事務側がやってくれるので、受け取る方は手続きはいりません。年金受給者の場合は厚生労働省などがやってくれます。

つボイ「おじいちゃんも高齢ですから、おばあちゃんがしっかりしてやって下さいよ、とか言って、結局お金取られてしまう。世の中の新しいことを詐欺師はからめてくる」

小高「本当のことに、ちょっとだけ嘘を混ぜると騙されやすいっていう典型例ですよね」

副業で誘う詐欺

「人工知能AIを組み込んだネット上の機械翻訳サービスを使えば、誰でも翻訳者として稼げますよという謳い文句で、会社側と客がトラブルになっています」(Bさん)

翻訳の仕事の前に受ける多額の受講料、テキスト料などを支払った50人の受講者が、実際は翻訳の仕事が回ってこないなどと訴えているそうです。

つボイ「さっきから言っているのはこういうことです。詐欺師は新しい言葉、新しい物事を組み込んでくるんですよ」

「定額減税」では年金受給者、「AI」という言葉では幅広い層をターゲットにしているのかもしれません。

つボイ「これからはAI時代ですから、我が社が提案するAI翻訳で、あなた自身がスキルアップできるんですよ」

詐欺業者だったら、こう言って騙すと、長々と詐欺師の真似をするつボイですが、「今のだったら騙される人いないと思いますけど」と冷たくあしらう小高でした。

詐欺師の口調はもっと巧妙。気をつけましょう。

ネットショップ詐欺

インスタグラムへ、ある人物からフォローを求められて交流を始めたというCさん。

「どんな人物かとのぞいてみれば、モデルのような美人で直感的に怪しさを感じました。自慢じゃないけど私がそんなにモテるわけがない」(Cさん)

つボイ「よかった。この人にはストッパーがついてましたね」

「仕事の愚痴などを聞きながら10日ぐらい経った頃、実は副業でネットショップをやっていますと言ってきました。ネットショップの詐欺のようでしたが、いい夢を見られました」(Cさん)

つボイ「この人は最終的には、俺がモテるわけがないというストッパーがあるもんだから助かりましたね」

「お得な回線」詐欺

晩酌をしつつ、『聞けば聞くほど』をradikoのタイムフリーで聞いていたDさんへ、080から始まる電話がかかってきたそうです。

タイムフリーを中断させて電話に出てみると女性の声が。

「フレッツ光のユーザー様にお得なプランがありますとのこと。至福のひと時を中断されたため、私も些か腹が立って『社名も名乗らずかけるとはおかしい』などなど、きつい口調で攻め立てました」(Dさん)

すると、相手は上司と言う男性に交代。
「こちらは営業として電話をかけただけの話です」とケンカ口調で言われたそうです。

つボイ「これは普通ではないわね」

至福の邪魔をするな

Dさんのおたよりはこんな怒りで終わっていました。

「こちらから社名などを問うと、『お前にそんなことを答える義務はない』と電話を切られました。こら、電話をかけてきたお前!他人の晩酌と『聞けば』の邪魔するんじゃないぞ」(Dさん)


おたよりに書かれていた、080からの番号をつボイがネット検索すると、迷惑電話からかかってきた情報を共有するページに、その番号が出ていたそうです。

つボイ「詐欺をやる連中は頭のいいやつが多いですから、それに負けんぐらい僕らは勉強せんと騙されてしまいますよ」

リスナーが経験した詐欺体験でした。参考にしてください。 
(尾関)

 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年06月19日10時04分~抜粋

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