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普通の銭湯が温泉に昇格!?兵庫・尼崎の温泉「戎湯」

『ドラ魂キング』の「趣味コレ」コーナーでは、日替わりのパーソナリティがこだわっている趣味について熱く語っています。

火曜日は温泉マニアの高田寛之アナウンサーが、全国の中から選りすぐりの温泉をピックアップ。

8月24日の放送では、兵庫県尼崎市にある「湯あそびひろば元湯 天然温泉 築地 戎湯」を紹介しました。

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尼崎といえば大阪市の隣にある都市で、便利の良い場所。

大阪と兵庫の間には、普通の銭湯のように見えて、実は源泉かけ流し温泉という場所が多いそうで、この戎湯さんもかけ流しの温泉です。

全国どこでも車で出かけ、11時間以内に行ける所であれば、「車で日帰りOK」と判定する高田。

今回の場所は名古屋市内からだと車で2時間、新幹線と電車を乗り継ぐと、最寄りの駅までは1時間45分を切る距離の短さ(!?)です。

阪神電鉄の尼崎駅からは徒歩15分ほどかかり、住宅街の中に位置しています。

名前にある「築地」とは、東京にある築地のことではなく、この辺りの地名から来ています。

町にある普通の銭湯という感じですが、駐車場は比較的広く、スーパー銭湯ほどではないものの、やや大きめの建物。

建物の中には飲食スペースもあり、中も余裕のある作りとなっているそうです。
 

町中で本格的な温泉を体験

入浴料は430円(2021年8月現在)と、通常の銭湯と変わらない料金。

23時まで営業しているとのことですので、これなら仕事帰りの方も行けますし、高田も番組終わりで飛び出して行けますね。

内風呂と露天風呂にそれぞれ1か所ずつかけ流しの温泉がありますが、水を混ぜていませんし、温度も調節していません。

そして消毒も行っていませんので、これが温泉マニアの高く評価する理由となっています。

源泉の温度は42.6度と、これまた入るのにピッタリの温度。

弱アルカリ性の単純温泉で、肌がすべすべになる感じの浴感、源泉の色はややウグイスがかった褐色で、ほんのりとゆで卵のような香りがします。

高田も「町中の銭湯でこのクオリティは、なかなか味わえないです」と太鼓判。

内風呂はタイル張りですが、露天は岩風呂というのも、また風情があります。
 

元々は普通の銭湯だったが…

町中で本格的な温泉が楽しめる「戎湯」さんですが、その成り立ちはやや変わっています。

実は元々温泉だったわけではなく、明治時代に創業した当時は普通の銭湯でした。

しかし、1995年(平成7年)に阪神・淡路大震災が発生した時に大きな被害を受けてしまい、震災復興によって区画整理された際に、数m離れた別の場所に移ることになりました。

そこで試しに温泉を掘ってみると、みごとに良質の温泉が湧いてきて、そこからかけ流し温泉としてリニューアルしたというわけです。

かけ流しの温泉が通常の銭湯料金で楽しめるとあって、地元の方のみならず、今や遠方からもお客さんが来るほどの盛況ぶりだそうです。

最後に高田は「いろいろバックボーンを聞くと、応援したくなる温泉ですよね」とまとめました。
(岡本)
 
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2021年08月24日16時29分~抜粋

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