北野誠のズバリ

名古屋の大須商店街が「あのブーム」で困ったことに

名古屋で最も有名な商店街といえば大須商店街ですが、いま「あるブーム」をきっかけに、商店街が新たな対応を求められているそうです。

6月26日放送『北野誠のズバリ』では、その大須商店街に関するある問題について、パーソナリティーの北野誠と大橋麻美子が取り上げました。

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商店街を悩ませるゴミ問題

現在若い人の間でタピオカがブームになっており、この番組でも何度か取りあげているほどです。

その勢いに乗って、大須商店街でも今や20店舗以上がタピオカドリンクを提供しているそうです。

ただ、そのブームが加熱すればするほど、問題になってきたのがゴミのポイ捨て。

中日新聞の記事によりますと、6月のある週末には自動販売機横のゴミ箱にタピオカドリンクのプラスチック製容器があふれていたそうで、さらに路地裏にも、揚げ物の串や紙皿に混じって、飲みかけの容器が捨てられていたそうです。

昔から大須商店街で食べ歩きを楽しむお客さんは多かったのですが、特にこの春以降、ポイ捨てが増えているそうです。

そこで、大須商店街連盟ではゴミの対策強化に乗り出すことになったそうです。
 

ごみ箱を巡る問題

北野は、大須商店街ほどの大きな規模の商店街なら、もっと早くに対策しておくべきだったと語りつつ、ゴミの集積場を作らざるを得ない状況だと提言しました。

大橋「最近、ゴミ箱が街とか駅で見なくなりましたね」

北野「そうなんですよね。特に大阪では今週G20が開催されますけど、一気にごみ箱がなくなるんで、みんなすごい困るんですよね」

安全上の理由だったり、家庭用ゴミを捨てられると困るといったことが考えられます。
そして、ごみ箱があったとしても、モラルの問題が発生します。

北野「自動販売機の横に、空き缶とかペットボトルを入れる資源回収用のごみ箱があるじゃないですか。(別のごみを)誰かが置くとみんな置くんです。

東新町見回り隊の私も、朝自転車でうろうろしてる時に、自販機の横にあるごみ箱にペットボトルが積まれたり、自転車のかごに山のようにペットボトルが置かれてます。

『自分は二番目だから』と、自分の罪の意識がなくなるんです」

「前の人が置いてたから」という言いわけ(理屈は通っていませんが……)ができるというわけです。

北野「しかも、(捨てられている容器の)写真を見てると、意外とみんなタピオカドリンクって飲みきってない。インスタ映えで写真だけ撮って」
 

ゴミを減らす奇策とは?

そこで、店ごとにごみ箱を設置するという案も考えられますが、食べ歩きを楽しんでいる人はそこに留まらず、別のところで捨てることになってしまいますので、他の店に迷惑がかかります。

そこで、商店会などが対応する必要があるというわけです。

ただ、根本的に解決するにはどうしたら良いのでしょうか。

北野「そこかしこにミニ鳥居を置くとか。案外供えるやつもでてきたりして、逆にダメかもしれません」

バチが当たるような感じで、いいアイデアだと思ったのですが…。なお、東京では商店街の入口で袋を渡すという対応をしているそうです。

せっかくの食べ歩きの楽しみが、ごみ問題でなくなってしまいかねません。
最後に北野は、「買う側もどこに捨てるのか聞くという姿勢も大事やと思います」とまとめました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2019年06月26日13時24分~抜粋

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