2012年に結成された、名古屋のご当地アイドルグループ「dela」がお送りする番組。レギュラー出演のキャプテン・沢井里奈と、そのほか週替わりのメンバー2人とお届けします。
今夜は、dela4期生の神田風音（ふうね・18歳）と、「花は桜木、女は彩音。どやねん、あやねん、なんでやねーん！」こと、2期生の桜木彩音（16歳）が登場です。
2人とも名前に「音」が入っているということで、その由来を聞いてみました。
delaの今夜もけったこぐ！
沢井は仲間になりたそうにこちらを見ている
「お母さんが、“彩り鮮やかな音色を世の中に広めてほしい”という願いを込めて付けてくれた」と語る、桜木彩音。まさに今、アイドルとして素敵な音色を広める存在となっています。
そんなロマンチックな理由を聞いた後、気が引けておそるおそる「お母さんの好きな漢字が、ただ風と音だったから」と語るのは、神田風音。
いえいえ、こちらも「さやさや」「そよそよ」と吹く風のように、爽やかさを運んでくれる存在ですよ。
そんな話を聞いていた沢井が、自分も仲間に入ろうと乗っかってきます。
「私も『沢井里音』に改名して、3人で『音だねー♪』って盛り上がりたい」
前回の放送でも、学校での緊張話に入り込もうとしてきたし、どうやら沢井はかまってちゃん要素があるご様子。ドラゴンクエスト風に言うなら「なんと沢井が起き上がり 仲間になりたそうにこちらを見ている」状態です。
しかし神田も桜木も「なんか変」「しっくりこない」の大合唱。さすが音が名前に付くだけのことはあります。
『りね』という名前自体は可愛いのですが、沢井のキャラに合わないのでしょうね。いかにも無念そうな沢井。ドラクエ風に表せばこんな感じです。
「仲間にしてあげますか？ →いいえ」
「沢井はさびしそうに さっていった」
音の話からいきなり不協和音になってしまいそうですが、大丈夫でしょうか？
卵料理の神様・桜木彩音
新年度ということで、新しくしてみたい事という話題へ移ります。
「料理」と答えるのは神田。3年前の中学生の頃。お腹がすいたので目玉焼きを作ろうと、卵をフライパンに割り入れたら、母親に「蓋をして蒸し焼きにすれば、黄身がトロトロになっておいしくなる」と言われたそうです。
言われるままにして、いざ蓋を開けてみたら、そこにはただの黒いカタマリが・・・。「あ、こりゃ私にはムリだ」と己の実力を悟り、料理の世界から手を引いたといいます。これを克服したいと話す神田風音。
しかし料理の基本中の基本である目玉焼きを炭に変えてしまうとは。スタジオに吹く風の音が「そよそよ」から「ざわざわ」に変わっていくようです。
それを聞いた沢井が「私はゆで卵が作れない」と衝撃の告白。お湯に入れて、そろそろかな～？と出して割ってみたら、ほぼ生卵だったそう。半熟どころか、1割熟卵。
これ、2人とも料理以前に、時間の読み方が下手なのでは…？
そこで最年少の桜木が、鼻で笑いながら言い放ちます。
「あまり料理はしないけど、ゆで卵くらいはできますよ」
上から目線に対し「じゃあちゃんと料理作った事はある？」と問い詰める沢井と神田。
「ありますよぉー。スクランブルエッグとか」
「ス、ス、スクランブルエッグゥゥゥッ！？」
水戸黄門の印籠を見せつけられたかのように、恐れおののく沢井と神田。
卵料理の神様がご降臨なされました。
いや、こちらも卵をかき混ぜるだけのお手軽料理なのですが、それすらできないというのです。卵をフライパンに入れた後、いつかき混ぜるかが分からなく、茫然としてしまうのだとか。
まるで、長縄跳びに入ろうとして入れないままでいるみたいな。
沢井と神田は、時間の読み方と、タイミングの取り方に難があるようですね。
クリアなデジタル音も良いけれど
料理では底辺の争いながら頂点を取った桜木。彼女の特技は4歳の頃からやっているダンスだそうです。
ただ、いきなりスイッチが入って、そこが歩道だろうが地下鉄のホームだろうが、人目をはばからず体が勝手に踊り出してしまうというのです。
「ミュージカルか！」「インド映画か！」「独りフラッシュモブか！」「うどんの上のカツオ節か！」「アンデルセン童話の『赤い靴』か！」「ドラクエの『さそうおどり』にかかったのか！」
などなど、怒涛のツッコミを入れたくなってしまうような、桜木の奇妙な生態。
空気の読み方に難があるようです。
しかし、こういう雑味のある「音」をそれぞれのメンバーが持っているからこそ、アナログレコードのような深い味わいが生まれるのではないでしょうか。
いろんな音が集まる“音色サロン”、それがdela。
これからもその音色をリスナーの心に彩り響かせていってほしいものです。
(岡戸孝宏)
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