若狭敬一のスポ音

ウルフドッグス名古屋・中野倭。自分の役割は「味変」?

男子バレーボールVリーグ1部V1の地元チーム、ウルフドッグス名古屋のセッター、中野倭選手が3月23日放送の『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

途中出場の際に心がけていることや、今シーズンのレギュラーラウンドを振り返ってもらいました。

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中野選手はこんな人

背番号16の中野選手は、和歌山県出身の24歳。強豪・開智高校を経て、近畿大学に進学し、在学中にV3の近畿クラブスフィーダの選手としてもプレー。
2022年にウルフドッグス名古屋に入団しました。


中野選手が務めるセッターはただトスを上げるだけの役割ではありません。
各選手のその日のコンディションや相手のチームの様子を見て戦略を組み立てます。


近畿大学時代にはコーチから技術面と心構えの徹底指導を受けました。
強気のトスを上げていた中野選手、プロに入ってからのことを具体的に語りました。

セッターとしてのこだわり

中野「Vリーグのレベルまで来ると、スパイカーはすごくレベルが高いんです。だからスパイカーの調子は関係なく、どんな時もスパイカーを信じてトスを上げています」

「チームで『味変』したい時に投入されるのが自分の役割」と言う中野選手。ファーストセッターにはないトスワークを普段から意識して練習しているそうです。

中野「キャラクター的にも、自分の顔見て表情が柔らかくなったり、チームの雰囲気が良くなったりすればなあと少しでも思っています」

そのため、普段からチームメイトとのコミュニケーションは欠かさないとか。

やってくれるだろう

昨年11月に新加入した水町泰杜選手。
1月21日の日本製鉄堺ブレイザーズがデビュー戦でした。バックアタック2連発の鮮烈なデビューで、この時のセッターが中野選手でした。


中野「あれは完全に僕のおかげです(笑)」

試合はウルフドッグス名古屋が勝ちました。試合後は水町選手を、中野選手が一人胴上げのようなことをする姿もありました。


加入して間もない水町選手の、しかもデビュー戦でバックアタックを2本連続で上げた強気の采配。中野選手は水町選手に対する強い信頼があったそうです。

中野選手が高校3年生の時のインターハイで直接対決をしていて、その時に水町選手は強い印象を残したとか。

中野「後輩ですけど。プレーもすごいし、スター性がすごくあるんで、試合ではやってくれるであろうと思いながら、気づけば2本あげてたって感じです」

チームが成長できた年

Vリーグ、レギュラーラウンドを振り返る中野選手。

中野「開幕戦から長かったような短かったような。一戦一戦チーム一丸で大事に戦ってきたんで、チームとしては成長できたシーズンだと思います」


ウルフドッグス名古屋は先週まで行われていたV1のレギュラーラウンドで3位になり、Vファイナルステージに進出しました。23日に東レアローズと対戦しましたが負け。30日に日本製鉄堺ブレイザーズとVファイナルステージ5位決定戦に臨みます。

最後にファンへ一言。

中野「いつも沢山の応援ありがとうございます。今年も優勝できるように、ファンの皆様と一緒に喜べるようにファイナル戦っていきますので応援よろしくお願いします」

ウルフドッグス名古屋の「味変」セッター、中野倭選手でした。強気のトスも見どころです。 
(尾関)

 
若狭敬一のスポ音
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2024年03月23日13時12分~抜粋

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