若狭敬一のスポ音

元中日・落合英二、韓国のコロナ事情を語る

元中日ドラゴンズ投手で、韓国プロ野球サムスンライオンズ二軍監督の落合英二さんが、12月19日放送の『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

帰国後の日本と韓国のコロナ対応の違いを落合さんならではの口調で語りました。

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空港での検査は何をする?

落合英二さんは、14年間の現役生活の後にCBC野球解説者を担当。
その後韓国のサムスンライオンズピッチングコーチ、千葉ロッテマリーンズピッチングコーチ、そして再びサムスンライオンズピッチングコーチとなり、今年からはサムスンライオンズ二軍監督を務めています。

「帰国されていると思いますが、日本に帰国する時は大変でしたか?入国審査などはありましたか?」(Aさん)

落合「まず飛行機の中で、質問表にどこに滞在していたのか、体温、体調、これからの行動とかを記入して飛行機から出て、PCR検査もなく、体温のチェックだけでその質問票を元に係の方とお話をした、という流れでした」

落合さんは韓国の大邱(テグ)でPCR検査を受けた時に、陰性の証明書を貰っていたので、何かあったらそれを見せようと思っていたそうです。
しかし、その提出を求められることもなかったそうです。

「『どうやってお帰りになられますか?』って聞かれて、嫁が迎えにきますと言ったところ、普通だと迎えに来る人をチェックしてから、『どうぞ』ってなると思ってたのが『わかりました。どうぞ』だったので、正直、大丈夫かな?って思いました」
 

帰国後の隔離生活の実態

「空港は出ると、国内線の方たちと一つになるじゃないですか。だから誰が国外から、誰が国内からっていうのがわからないんじゃないかと…。電車も乗れちゃうんじゃないのかなっていう感じでした」

心配そうな落合さん。

「公共交通機関は使わないでください」と言われたそうですが、個人の判断なので全ての人が従うのかは疑問です。自宅に帰るとこんな感じ。

「一応、隔離なんですけども、毎日体温を測って連絡することもなければ、体調どうですか?という連絡もない。全く何もないんですね。これ、隔離してる意味あるの?っていうぐらいです」
 

韓国の厳しい隔離生活

韓国は日本と違い、2週間は自宅から一歩も出れないそうです。毎日、朝と夕方に体温チェックしてアプリで連絡。GPSで外出をチェックされるぐらいのレベルなんだそうです。

「釜山では、外出してて捕まったというニュースも韓国では飛び込んできてたので、相当厳しく管理されてるんです。日本に帰ってきたら、そういう感じはないんですよね」

ということは、来年以降、韓国に行った時はまた厳しい環境下で隔離が始まるわけです。

「2週間どこも行けない。保健所から2週間分の食料が段ボールで届くんですね。水やラーメンや海苔。で、マンションの外にゴミ捨てにも行けないんですから」

ゴミは家で溜めるしかないそうです。

「相当厳しいですよ。その2週間は今から恐怖でしかないです」
 

韓国での毎日のルーティン

「日本に帰ってきて、まず最初に食べたものは何でしょうか?」(Bさん)

落合さんは6月ぐらいから本当に美味しい刺身が食べたいと思っていたそうです。
毎日、近所のイーマートの鮮魚コーナーに行っていたそうです。イーマートは韓国の一般的なスーパー。そこでは魚を買わずに見るだけ。その理由は…。

「刺身は日本に帰ってから絶対食べるっていう気持ちを確認するため、鮮魚コーナーで魚をチェックして、これは日本に帰ってから絶対食べると心に誓って、他の物を買ってレジに並ぶっていうのがルーティンでした」

日本に帰ってからは、自分で釣ったハマチをお店でさばいてもらって食べたそうです。

「美味しい醤油と美味しいわさびで食べる。美味しかったですよ。我慢してよかったって、本当に思いました」
(尾関)
若狭敬一のスポ音
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2020年12月19日14時21分~抜粋

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