若狭敬一のスポ音

関係者の話から、ドラゴンズ優勝に必要なものが判明?

7月25日『若狭敬一のスポ音』は、オンライン開催された『CBCラジオネットで夏まつり』の特別版として、若狭敬一アナウンサーに加え、大谷ノブ彦(ダイノジ)が加わり、中日ドラゴンズについて熱く語りました。

ただドラゴンズ愛が強いだけに、再会の現実を直視したくないという気持ちもあり、しぶしぶ話に入って行きました。

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現実と向き合いたくない

若狭「そろそろドラゴンズに向き合う時間がやってまいりました」
大谷「やらないとダメなんです?音楽の方が、僕、詳しいですけど。『スポ音』の"音"担当で呼ばれたと思うんですけど」

前週、阪神に3連敗。この週に始まった巨人3連戦は1勝2敗と負け越し。24日から再び始まった阪神3連戦。今度こそと思いきや、いきなりの負け。現実と向き合いたくない大谷です。

阪神3連戦の2戦目となるこの日のオーダーは、1番ライト井領。2番センター大島。3番セカンド阿部。4番ファースト、ビシエド。5番キャッチャー、アリエル・マルティネス。6番ショート京田。7番レフト福田。8番サード石川昂弥。 9番ピッチャー勝野。
 

諦めない気持ち

大谷「井領の1番はいいですよね」
若狭「何か気持ちが前に出てくる感じで」
大谷「無観客試合で一番気付いたのが、井領ってこんな声量があるんだってこと」

1999年の関川浩一選手を思わせるような溌剌さがあり、ベンチで一番声を出しているんだとか。二番目に声を出しているのが福投手だそうです。

大谷「福投手、こないだ初めて打たれたじゃないですか。でも、最後まで諦めないで、ずっとベンチで声出し続けてたんですよ」

23日の巨人戦。この日まで開幕から13試合無失点だった福投手、同点で迎えた8回に4番手でマウンドに上がりました。しかし打ちこまれ、今季初の失点。しかも5点。それでも声を出し続けた福投手。

大谷「ああいう姿は忘れたくないですよ。もしかして、そういうことを語り継いでいった方がいいんじゃないかなと思っちゃったけどなー」
 

リズムが良い松葉投手

不調の中日ですが、リスナーから前向きなメッセージが。

「松葉投手を思う存分取り上げてください。今まさにドラゴンズの救世主のピッチャーだと思います」(Aさん)

大谷「2球投げたら必ずストライクを1球入れてくる。ポンポンポンとしたリズムの良さ。そんなピッチャーだったっけ?っていうぐらいテンポが良い。何か掴んだんでしょうね」

去年の6月30日、オリックスから移籍してきた松葉投手。昨シーズンは1試合の先発登板で終わりました。今年はすでに2勝あげています。
 

中日に来て良かった

去年のオフ、まだ取材が可能な時に、ナゴヤ球場に行った若狭が見たのが、たったひとりでひたすら走り続ける松葉投手だったそうです。練習後、取材を申し込んだ若狭fが松葉投手から聞いたのが、「僕、中日に来て良かったと思います」という言葉。

オリックス時代は、量より質を重視する近代的なトレーニング方法を取り入れていたそうです。動作解析をして、メカニカルな部分を追求し、短時間で効率よくする練習。ベテラン、若手、一軍、二軍に関係なく、疲れを次の日に持ち越さないルールだったそうです。

ところが中日に来ると、投げ込み、走り込みは当たり前。山井投手、吉見投手という実績のある選手が愚直なまでに走ってる姿があったそうで…。

「僕は一回、このオフに、アホかって言われるぐらいまで走りこみたいんです。それで一回体を作って、2020年のシーズンに臨みたいです」と松葉投手は言ったそうです。

大谷「むちゃ、良い話やなあ」
若狭「なんかもう泣けてくるんですよね。愚直に」
大谷「そしたら、今年、結果が出た」
 

昭和の男

松葉投手から聞いた話を、若狭は野球解説者の山田久志さんにしたそうです。
山田さんはこの番組でもコーナーを持っていて、若狭とはお馴染み。
話を聞いた山田さんは、オリックスのOB会会長として、オリックス球団に文句を言いたい、と言ったそうで…。

「次の日に疲れを持ち越さない?馬鹿か?キャンプなんて、追い込んで追い込んで、疲れまくって、その疲れを抜いてパワーアップするんだ」

そんなオリックスの中でも、ただ一人、ルール違反をして猛練習をする選手がいるそうです。それが吉田正尚選手。

大谷「へええ~。フルスイング」
若狭「正孝はやるんだよと。全部、メニュー終了して、照明が暗くなったところで、アイツはやってるんだと。アイツは昭和の男なんだと」

フルスイングで規格外のホームランを打つ吉田正尚選手。今シーズン、すでにホームラン6本。猛打賞も4回獲得しています。
 

練習量は必要か?

「ドラゴンズが強かった時、キャンプよく見に行ってましたけど、その当時のドラゴンズの選手、全然練習止めないし」と振り返る大谷。

「落合政権を今と比べるのどうかなって思うんですけど」と前置きして、元ロッテの愛甲猛さんから聞いた話をする大谷。

愛甲さんと落合さんはロッテ時代、師弟関係。当時一番練習をしていたのが落合さんだったそうです。部屋でも上半身裸でずっと素振りをしていたんだとか。

大谷「落合監督の時、自分と同じ練習量を、自主的にやらせるのは難しいと思ったから、強制的にやってたと思うんですよ。今の選手も松葉投手のようならいいんだけど、そうじゃないでしょ?だとしたら、ある程度の強制は必要なんじゃないかなと思うんだよな~」

「俺、広島よりも練習が早く終わってたのショックでしたもん。広島のキャンプの練習見てから、中日に行ったら、もう終わってて。あれ?こんなこと昔なかったぞ。どうした?みたいな」と言う大谷に、「そこですね」と頷く若狭アナでした。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2020年07月25日13時34分~抜粋

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