山田久志が明かす、監督やコーチが「俺の力だ」とほくそ笑む瞬間

若狭敬一のスポ音 / スポーツ

元中日監督で野球解説者の山田久志さんが、9月7日放送の『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

シーズン終盤になって6連勝(9日現在)と好調なドラゴンズですが、内部ではすでに来季に向けて動きがある、と語る山田さんに、若狭敬一アナウンサーが切り込みます。

京田は淡白?

リスナーから山田さんに質問が寄せられました。

「今年の京田陽太選手を山田さんはどう見ていますか?教えてください」(Aさん)

山田さんは「走れる、守れる、そして打つ方法も期待を持てる。私はタイプ的に好きな選手ですね」と語ります。
京田選手は三拍子揃った非常に良い選手だと言いますが、良い面と悪い面の両面に淡白さがあるとの指摘も。

良い面の淡白さは、例えば初球から積極的に行くとか初球から走るとかという、非常にスピード感のある淡白さ。逆に悪い面だと、あっけなく内野フライに終わってしまうところ。

山田「我々が専門的に見たら『そのボール待ってなかっただろう。もっとお前が打てるボールがあるだろう。なぜ、そこまで待てないのか?』っていう風に見てしまうわけ。でも、京田本人はそういうつもりじゃないの」

期待通り?

京田選手とよく比較されるのが大島洋平選手。
バットコントロールが良く、どこのコースへ来ても何とかなるそうです。対して京田選手は…。

山田「京田の強いのは真ん中からインサイド。だから外へ来られたら困るという意識がある。だから外へ来る前に打とうと勝負が早くなる。それが淡白に見えるの」

若狭「京田選手は3年経ちますが、やっぱり京田は期待した通り凄い選手だ、と思っているファンはあまりいなくて、これぐらいの選手なのかな?伸び悩みかな?っていうファンが多いと思うんですよね」

山田「そう思われてもしょうがないね」

目標は鳥谷か立浪

そんな京田選手、この秋から来年にかけて、どんな練習を、どういう方向性で進めていくべきでしょうか?

山田「守備と走塁はOK。問題はバッティング。今のままでいいのか?それとも、方向転換しなくちゃいけないかってことは、コーチとしっかり話し合って決めなきゃだめだね」

若狭アナはドラフトの時、ドラゴンズ入団が決まった京田選手と話したことがあるそうです。
その時は、憧れの選手として立浪和義さんの名前が挙がったそうですが、さらに本音を探っていくと、いま話題の阪神・鳥谷敬選手のようなタイプを目指していることがわかりました。

答は簡単

いずれにしても京田選手は、将来的にはクリーンナップを打てるバッターを目指しているようです。
そのためには、一心不乱にバッティングの練習?

山田「立浪に聞きに行けばいいじゃないの」
若狭「答は簡単でした~」
山田「すぐ近くだし、あんなに丁寧に教えてくれる人いないもん」

若狭アナは「言っていいのかどうかわかりませんが…」と前置きしつつ、OBの立浪和義さんが高橋周平選手を自宅に招いて指導したという話をしました。

山田「立浪とたまに一緒に仕事するじゃない。そうするとバッティング理論になるじゃない。その時に、なるほどなと頷くことが何回もある」

若狭「京田さん、立浪さんに連絡してください」

継投がうまくいかない原因

「先日、木俣達彦さんがこの番組の中で、与田監督のピッチャーの替え時が悪いと一刀両断しておりました。山田さんは今年の中日のピッチャーの代え時をどう思いますか?」(Bさん)

若狭「今シーズンの印象は、先発は割と早く代える。で、少々ランナーが残っていようが駄目だと思ったらイニング途中でもリリーフを注ぎ込む。そういう感じの代え時ではありましたね」

山田「今年、ずっとドラゴンズの試合を見てると、リリーフ陣が揃いきれなかった。ここがやっぱり監督としたら継投がうまくはまらない一番の原因です」

鈴木博志投手に始まり、ライデル・マルティネス投手が務め、現状は岡田俊哉投手です。9回抑えのリリーフが決まらないとなると…。

山田「今の野球ではもう勝てない」
若狭「誰が適任ですか?」
山田「現時点ではいない。だから、作らなくちゃいけない」

きっぱり言い切る山田さん。

いない投手は作るべし

山田「三振を取れなきゃいけない。そしてバッターから見て、このボール来たら打てないやっていうボールをひとつ持ってないとダメ」

守護神の条件をあげる山田さん。

山田「例えば岩瀬(仁紀)のスライダー。昔の大魔神佐々木(主浩)のフォーク。藤川(球児)の真っすぐ。こういう、来たらもうお手上げっていうボールをひとつ持ってないとね」

加えてコントロールが良く、フォアボールの心配がないことが守護神の条件だそうです。

若狭「今の中日にはいません。作れるもんですか?」

山田「作るんだよ。それが監督とコーチの仕事なんだよ」

人材を育てるというのが、監督やコーチにとって「一番楽しい」と語る山田さん。

山田「どうしようかっていうピッチャーを自分が育てて、マウンドに上げて、その選手が成果を上げてくれたら、『ムフフ、俺の力だ』と思いながら見るわけ」

1年目と2年目の人事の違い

ここで若狭アナが山田さんへ質問をぶつけます。

若狭「1年目、山田ドラゴンズの時も、与田ドラゴンズの時も、前年の体制のコーチ、スタッフが残って混在してる状態。さあ2年目っていう時のコーチ人事、スタッフ人事も含めて、監督は物申せますか?」

山田「契約の時の条件に、ちょっと引っかかってくるけどね」

実は山田さんが星野さんから引き継いで監督になった時、球団オーナーと社長から「このコーチとこのコーチとこのコーチをぜひ使って欲しい」と言われたそうです。

山田「それはわかりましたが、2年目はそうはいきませんよっていう感じでスタートしているわけですよ。だから与田監督も、今年自分が1年やって、ここはちょっとっていうとこあったら、思い切って変えていく、そこまではできるかもわからない」

来期は与田色が強まる

ということは、来季のコーチ人事は与田色が強まるということでしょうか?

山田「そうならなきゃおかしいだろうね。だって、うまくいかなかったら、どっかに原因があるわけだから。それはコーチなのか?選手なのか?それとも補強が必要なのか?ドラフトなのか?トレードなのか?これ、全部切って走ってくのは監督だから」

監督経験者ならではの言葉です。

若狭アナ「このところ、人知れず球団の代表を含め、幹部と監督は、連日のように密談密会をしてるという話を小耳に挟んだような…。いや、これ寝言かな?夢だったかな?」

この若狭アナの小芝居に、こう断言する山田さん。

山田「それはもうハッキリしてる。何か動きがあるのは間違いない。ドラフトも近づいて来たし」
(尾関) 
 
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2019年09月07日13時23分~抜粋

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