別府の「湯・ぶっかけまつり」は地方インバウンドの救世主だ!

若狭敬一のスポ音 / レジャー

お笑いコンビのダイノジ・大谷ノブ彦が、4月6日放送の『若狭敬一のスポ音』に出演し、地元・大分県のイベントを暑く紹介しました。

それが別府市の別府八湯温泉まつりで行われる目玉イベント「湯・ぶっかけまつり」。

このイベントを「地方インバウンドの鍵」と語る大谷。いったいどんなイベントなのでしょうか?

地方観光の課題

大谷「タイの『水かけ祭り』って知ってます?現地の人も観光客も関係なしに、ひたすら水をかけまくるお祭りです。
最近は進化してEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)のDJもあって音楽のフェスティバルと水かけ祭りを足したみたいになってるんですよ」

それに別府市がヒントを得て近年できたのが「湯ぶっかけまつり」です。
実は大分県は観光客の宿泊率が全国で最下位なんだとか。昼は温泉に入りに来ても、夜は福岡市の中洲に行ってしまうんだとか。山口県下関市も同じような状況だそうです。

関西圏の観光地でも、宿泊は大阪市内になってしまうなど、いかに宿泊してもらうかが地方観光の課題だとか。
 

色っぽいまつり

大谷「当時は、4トンの温泉を消防署のホースで、お神輿を担いでいる人にかけると、そういうお祭りだった。これは楽しかった」

今はDJダイノジとして招かれている大谷ですが、初回は、地元に面白そうなイベントができたと知って、相方の大地洋輔さんと自腹で行ったそうです。

大谷「お湯に濡れるんで、やっぱり女性とか色っぽい。ちょっとエッチな感じ。そうすると東南アジアの観光客の方々がたくさん写真を撮られる。これがSNS上で拡散されて2年目、3年目と回を重ねるごとに、どんどん世界の方々が来るようになった」
 

温泉街の掟

別府市でAPU(立命館アジア太平洋大学)の講師を務めている大谷。

大谷「学生6,000人中、3,000人ぐらいが外国人の留学生。だから街全体がとにかく人種が入り乱れるんです。でも何のトラブルもない。もう混ざり合ってるんですよ」

どうして外国人が大量に来てうまくいっているのだろう?と疑問に思った大谷、別府の飲み屋街の方々に話を聞いたそうです。

大谷「そもそも温泉街はよそ者を受け入れる風潮があって、自然と入ってくることができる。別府の飲み屋街では、その人がなぜその街にたどり着いたか、聞いちゃいけないんですって・

ルールとして『昔何があった?』とか、そういうことは聞かない。でも受け入れる。再生の場所として全部『お湯”に流しましょう』ということなんです」

「水」じゃなく「お湯」に流すところが温泉街です。そんな風土のおかげで、違和感なくいろんな国の人たちが滞在できるのだそうです。
 

昨年は吉本の社長も参加

昨年はこの噂を聞きつけた、吉本興業の大崎洋社長が来てお神輿に乗ったそうです。
この時に観光客以上に盛り上がったのが「住みます芸人」。

大谷「意気揚々と一番偉い人に(湯を)かけられるもんだからテンション上がって『俺たちの給料上げろ!うわ~』って」

そして大崎社長にこんなハプニングが襲ったそうです。

大谷「お神輿は手作りで、木で出来てるんですが、大崎さんが乗ったお神輿の担ぐところが揺らしすぎてバキッって折れたんですよ。
『さすがお笑いの会社の社長ですね。もっと揺らせってことですよね?』『見たことありますよ。ダチョウ倶楽部のやつでしょ?』と、地元の人も大盛り上がり」
 

参加型コンテンツ

大谷「お湯の量も、最初は4トンだったのが今年は60トンに増えましたよ。観光客の皆さんも、中に入ってお湯のかけ合いっこが出来ますので、一度来てもらいたい」

別府市は「湯~園地」という企画を行っています。
市長が、アップした動画の再生回数が100万を超えたら、市内のレジャーランドに「湯~園地」を作ると宣言。
するとたちまちネットで話題となり、目標回数を達成し、実際に期間限定で「湯~園地」が作られました。男性はタオルを腰に、などのドレスコードもあり、やがてクラウドファンディングでお金を集めて観光コンテンツを作る流れになっています。

大谷「参加する市民の皆さんが主役になるようにして、みんなで悪ふざけするみたいなことをすごい大事にやってきているんです。これがアジアの人たちに届いて、なんか面白そう、しかも体験もできる。これは行ってみようってことになっている。

インバウンドがもの凄いテーマになっている中で、別府がやってることは参考になると思うんですよ。参加することが大事なんです。バカになれるかどうか。これが観光のコンテンツになるんですよ」
 

タトゥーもオッケー

大谷「もしこの放送を聴いた地方の人で、ウチの街をなんとか盛り上げたい、なんか新しい祭りを作りたい、どうしたら外国の人達がお金を落としてってくれるのか?って悩んでる人は、ぜひ別府に来てみて下さい。間違いなくヒントがあります」

さらに別府では、自治体が運営している公共の温泉に限ってタトゥーOK。
外国人が訪れるため、各国文化であるタトゥーを排除する必要はない、という見方です。

日本ではまだ反社会的なイメージがありますが、外国のファッションに憧れてタトゥーを入れている人も多くいます。そもそも温泉地でタトゥー禁止では外国人観光客が来ません。
 

何も聞きません

大谷「いま時代の境目であるならば、新しいことやろう、そして何か問題提起をしようというこの別府の姿勢は、日本のいろんな人に見てもらいたいと思います。ぜひ皆さん、別府へ。誰でも受け入れますし、なぜ来たのかは聞きません」

それを聞いていた若狭敬一アナ、「でも、ちょっと『この番組聴いて来たよ』って言って欲しい気もするけど…」とリアクション。
それに対し、「そう言った場合は、スナックのママは聞こえない振りしますから。いろんな罪もお湯で流してください」と言う大谷ノブ彦でした。 
(尾関)
 
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2019年04月06日12時50分~抜粋

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