若狭敬一のスポ音

中日・福田永将、松坂大輔からの食事の誘いを断った?

中日ドラゴンズの福田永将選手が12月8日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

今年のシーズンからドラゴンズに加入した松坂大輔投手から受けた食事の誘いを断ってしまったという福田選手。
いったいどういう事情があったのでしょう?

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本塁打が少なすぎた

今年も残すところ3週間ほどですが「年内一杯はナゴヤ球場で練習しようと思ってます」と言う福田選手。充実したオフを過ごしているようです。

今シーズンを振り返り「数字の部分では伸びなかったですけど、目標の規定打席は立てたんで、そこは良かったなと思います」とのこと。

2018年の成績は、キャリアハイの133試合に出場、打率2割6部1厘ホームラン13本、打点63でした。

福田「試合数はいいと思いますけど、打点もホームランも少なすぎですね」

ちなみに去年の本塁打は18本塁打。しかもシーズン半ばで達成していたので、今年は単純にこの倍という期待もありましたが…

福田「そんな甘くないなとは思ってましたけど、流石に少なすぎるなって思います」
 

調子は構えただけでわかる

本塁打が少なかった原因を自己分析する福田選手。

福田「バッティングフォームだと思います。バランスが悪いままずっとシーズン終わりまでいってしまったので、それを修正できなかったことが大きいですね」

バッティングフォームの状態は春のキャンプから良くなかったそうです。バッティングフォームの状態はどうやって判断するんでしょうか?

福田「毎日でも調子が違うんで、どうかなって思う時が多いですけど、やっぱ構えた時に大体わかります」

その後、素振りに入るそうですが…

福田「素振りの最中に、今日こうなってるからこうすればいいなっていうのが見つかれば、自信を持って試合に入れるんですけど、なかなか見つけられないですね」

自信がある時と微妙な時、その日の結果に比例するのでしょうか?

福田「試合の中で修正できたりするので、比例はしないかもしれませんが、自信持って入れるか入れないかは違ってきますね」

メンタル面での影響が大きいようです。ちなみに現在はフォームへの違和感はまったくないそうです。
 

しんどい練習で得たもの

ここからはリスナーの質問に答えていきました。

「秋のキャンプで村上バッティングコーチからの指名で、1日2,000スイング以上の打撃練習を敢行していましたね。いかがでしたか?」(Aさん)

「しんどかったです」と福田選手。こういう厳しい練習はいつ通達されるのでしょうか?

福田「正式に言われたのは前日ですけど、噂で4~5日前から流れてきてました」

しんどかった打撃練習の成果は?

福田「無駄な動きをしてると疲れちゃうんで、やっぱシンプルにと言うか、無駄がなくなってくると思います。
基本的にやろうとしてることはここ何年もずっと一緒なんですけど、首脳陣が変わって多少違うとこから見てくれるので、イメージはちょっとずつ変わってますね」
 

松坂の誘いを断る

11月に開催された『ドラゴンズ・ファンフェスタ』の時、福田選手は松坂大輔投手(高校の大先輩)から食事の誘いを受けたのに断ったことを明らかにしました。
この件についてBさんから「詳しく聞かせてください」とのリクエスト。

福田「開幕戦の日ですかね。デーゲームの後。『明日メシ行こうか』みたいな感じで誘われて断りました」

松坂投手は高校の大先輩でもありますが、誘いを断ってしまったのはなぜでしょうか?

福田「たまたま工藤さんにご飯誘ってもらってたんです。一週間ほど前から言われてたんですよ」

工藤さんとは、外野を守っていた工藤隆人選手のこと。いわゆる「松坂世代」とされる工藤選手は今シーズン限りで引退しました。

福田「もっと歳が下の先輩に誘われてたら考えるんですけど、やっぱり工藤さんなんで。さすがにこれ断って松坂さんの方に行くわけにはいかないだろうと思って」

工藤選手は一軍外野守備走塁コーチに就任しました。来年は二人から誘われたら、どっちを選ぶのでしょうか?
 

朝ご飯は米

「シーズン中、よく食べていたものはありますか?」(Cさん)

「遠征先での外食はだいたい焼肉だったですね」と答える福田選手、好き嫌いも苦手な食べ物もないそうです。

あえて健康のために食べている物は?

福田「朝は絶対"ご飯食"です。パンじゃなくて米食べてって感じですね」

しっかり食べて、夜6時のプレイボールなら11時にドーム入りだそうです。

福田「まずデータ見てなんとなくイメージして、トレーニングして素振りしてって感じですね」

相手ピッチャーのデータに加え、対戦カードの初戦の時は、野手のデータも見るそうです。

福田「一応、サードやってたんでセーフティーバントを誰がやるとかを見てます」
 

キャッチャーは大変

「キャッチャーとしてプロ入りした後、内外野、様々なポジションへのコンバートがあった福田選手ですが、やっぱりキャッチャー一筋でやっていれば良かった、あるいはこれからキャッチャー一本でやっていきたいと思うことはありますか?」(Dさん)

福田「キャッチャーは大好きなんで、やれるならやりたいですけど、もうやれないんで。キャッチャーって普通に見ててすごいなあってみんな思いますね」

バッティングを考える時間がないため、バッティングが良いキャッチャーは少ないそうです。

「本当に大変だと思いますよ」と福田選手です。
 

鞄の中にはキャッチャーミット

「もうキャッチャーはやれない」という理由は何ですか?

福田「力不足ですかね。僕はプロに入ってもう2回キャッチャーをクビになってますから」

一度クビになって、もう一度キャッチャーに戻ったことがありました。

福田「そうなんですけど、あれがちょっと失敗だったかな。調子に乗っちゃいましたね」

例えば来年、キャッチャーが2人制などで足りなくなった場合に「福田頼むぞ」と言われたら、その覚悟はありますか?

福田「もちろん。僕のアピールポイントだと思ってるんで遠征先には常にキャッチャーミットを持っていってます」

この先、ひょっとしたら福田選手がキャッチャーをすることがあるかもしれません。
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2018年12月08日14時40分~抜粋

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