若狭敬一のスポ音

ドラゴンズ吉見投手が『水戸黄門』にドキドキする理由

中日ドラゴンズの吉見一起投手が、12月9日の『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

「去年は、本当に楽しかったですね」ということで、 1年ぶりの生出演は、吉見さんからの逆オファーでの出演決定。
パーソナリティの若狭敬一アナウンサーもテンションが上がりました。

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アメリカに憧れた過去


大谷翔平選手の大リーグ、ロサンゼルス・エンゼルス入団が決まりましたが、吉見投手もアメリカに憧れた時があったそうです。
ドラゴンズから川上憲伸さん(現・野球解説者)がアメリカに行った直前の、24、25歳の時でした。

メジャーへの憧れがあったという吉見投手。

「行ってみたいなと思ったことはありましたね。ただ、あと数キロボールが速くないとダメだなと思いました」

ボールの速さと、もう一つ、こんなことでアメリカ行きを断念したそうです。

「僕、日本食しか食べられない体質なんですよね。体質って言うか、好みなんですけど。なので、そこがネックで」

ハンバーガーとかピザがダメ?

「大好きなんですけど、何か日本食じゃないと、えって思っちゃう自分がいるんです」

ここ、ツッコミどころでしょうか?

源田選手の活躍


吉見投手はトヨタ自動車出身です。

昨年そのトヨタ自動車から、埼玉西武ライオンズにドラフト3位で入団した源田壮亮選手が、今シーズン活躍を見せました。155安打でパ・リーグの新人王です。
先輩の吉見投手は、源田選手の活躍を予想していたのでしょうか?

「元いたチームなので噂は聞いてたんですけど、あそこまで活躍するとは思わなかったですね。ただ、うちの清水スカウトは、去年のドラフト前から、源田が一番イイって言ってましたね」

ドラフト前は、守備の評価に比べて、バッティングの評価はそれほどでもなかったそうです。

「荒木(雅博)さんも昔、守備と走塁だけで、全然打てなかったんですね。でもプロに入ると対応するんだよって言ってましたね。だから使い続けなくちゃいけないって言ってましたね。
ダメだったら即ファームじゃなくて、例えば50試合使うとか、200打席立たせるとかすれば対応するって、荒木さんは言ってましたね」

源田選手は、すぐに結果を出してきました。実は吉見投手、そんな源田選手と対戦経験があったそうです。源田選手の印象を聞いてみると…

「オープン戦でも2本打たれた記憶があります。打たれたんで良いバッターだと思います」

京田選手について


一方で、我が中日ドラゴンズにも京田陽太というルーキーが活躍して新人王を獲りました。一緒にプレイしていて、京田選手の印象はどうでした?

「京田は、日に日に上手になっていくなっていうか、吸収していくというか、後半に行けば行くほど、本当に正レギュラーのような感じに見えましたね」

京田選手もどちらかというと、バッティングが問題と言われてたんですが、149本打ちましたから立派ですよね。

「凄いですよ。僕、今年はヒット0本なんで。大野雄大も0本ですよ」

要らない優しさ


一方、投手でありながら山井大介先輩はホームランを打ちました。来年、バッティングどうします?

「このオフ、バッティング練習しようかなと思ってます。打てないと本当に恥ずかしいですよね。000って出るのが。いま結構詳しく出るじゃないですか」

000も、何打数で0安打かもわかってしまいます。

「しかも三振の数もわかるっていう。ああいうのは、要らない優しさですよね」

球審との相性


リスナーから吉見投手へこんな質問が寄せられました。

「この球審とは息が合うなあ、という審判はいらっしゃいますか?私から見ると真鍋さんが吉見さんと合ってる気がします」(Aさん)

なかなか答えづらい質問ですが、吉見投手の回答は…

「いますね。でも、名前は言えないですね。真鍋さんもアップテンポなんですよ。だから、合わせやすいっていうのはあります」

審判にテンポってあるんですか?

「真鍋さんって投げ返すボールも速いし、言葉は悪いかもしれないですけど、急かされるんです。
そうすると、こっちのテンポも勝手に速くなりますよね。リズムって大事だし、守ってる時間は短い方が良いっていう野手もいるし。なので、真鍋さんとは呼吸が合うのかもしれない」

過去を振り返るのは今日まで


改めて今シーズンの吉見投手の成績は、14試合登板して3勝7敗で防御率が5.23でした。投球イニングが75回と2/3。吉見投手自身はどのように振り返るのでしょう?

「過去を振り返るのは今日までにしましょう。本当に酷いですね。正直、すごく楽しみに迎えた2017年だったんですよ。身体が動くし、オープン戦も結果は別として、だいたいできてるし。
スタートも良かったんですよ。負けましたけど、感覚は悪くなかったんです。けど、急に崩れて帰って来れなくなったっていうのが、今年でしたね」

庇っていたら腰にきた


吉見投手の今シーズン序盤、東京ドームで少し打たれたこともありました。
しかし4月9日の DeNA 戦ナゴヤドーム日曜日でしたが、7回2失点。これも1-0の展開から梶谷にツーランを打たれただけ。

その後も、きっちりゲームを作っている吉見投手ですが、前半戦はなかなか白星に恵まれませんでした。崩れたポイントはどこだったのでしょう?

「2試合目ですね。横浜戦の時に、肩が痛くなったんですよ。試合前のブルペンで、右肩が抜けそうと思って。当時は近藤(真市投手コーチ)さんがブルペンにいたので、『何か抜けそうです』って話をしたんですよ」

とは言え、交替するわけにいかず、ちょっと抜きながらそのまま投げたという吉見投手。

「負けたんですけど、ゲームは作れて、そこから庇うようになってきて、腰に来たんですよ。腰痛です。そこから、もう帰ってこれなくなったっていうのが全てです」

腰への不安、現状はどうですか?

「やるべきことはしているので、大丈夫だと思います。ただ、ゲームを投げないとわからない。100%の力にならないとわからないですけど、今は大丈夫です」

来年、ダメだったら


本当に一年、一年が勝負で、来年ダメだったらユニフォームを脱ぐ覚悟という話もありましたが、そのあたりの気持ちはどうですか?

「もしかして矛盾したことを言うかもしれないですけど、僕は、しがみつくじゃなく、潔くやめようと思ってるんで。二軍はプロ野球選手じゃないと思ってるんですよね。二軍はアマチュアに負けるぐらいですからね」

二軍はアマチュア選抜、社会人、大学生との試合で負けることもあるそうです。

「プロ野球というのは一軍だと思うんです。二軍にずっといるようであれば戦力じゃないと思うし、そういうことが続くんであれば…とか言いながら、もしかしたらね、そうなるかもしれないですけども」

何となく弱気になって来る吉見投手ですが…

「本当に来年ダメだったら、もう34歳になるんで、そろそろ考えなくちゃいけないかなって言うのはありますね」

水戸黄門でドキドキ


最後にホッとする質問です。

「『水戸黄門』を観るとドキドキするとシーズン中に聞いてましたが、水戸黄門のどのシリーズがお気に入りなのでしょうか?」(Bさん)

吉見投手のドキドキは、実は『水戸黄門』の内容についてではありません。

「ナゴヤドームで僕の投げる日は、3時10分ぐらいに練習を上がるんです。
僕は、トレーナールームで、テレビを見ながらマッサージしてもらってます。4時半にミーティング開始なんで、4時に水戸黄門の主題歌が始まると、これから、試合が始まる、っドキドキするんです」

別に由美かおるさんの入浴シーンでドキドキするわけではありませんでした。
(尾関)
若狭敬一のスポ音
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2017年12月09日14時27分~抜粋

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