レポドラ日記

200年前に作られた用水の貴重な資料発見!

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三重県多気町にある

西村彦左衛門の生家にお邪魔しましたわーい(嬉しい顔)


西村彦左衛門はおよそ200年前に

今の松阪市と多気町を結ぶ30km程の

「立梅用水(たちばいようすい)」を整備した方ですぴかぴか(新しい)

 


 

立梅用水とは三重県多気町の旧勢和村一円の水田を潤す疎水で

水源の櫛田川から水を引っ張り1823年に完成したものです。

 

この用水ができる前は、櫛田川の河床が低く水を引き入れることができなかったため

芋やアワ等の雑穀しかできない荒地の多い地域でしたふらふら

しかし、この用水ができたことにより、お米が穫れるようになり

実り豊かな農村となったそうですかわいい

 

そんな用水を作った西村彦左衛門の生家

今月から一般公開されています。

それにあたって、実はある貴重な資料が見つかったのです

 

それがこちらexclamation×2

水盛帳というもので

全部で13冊が見つかりました。

 


 

古い箪笥の中から出てきたそうで、

保存状態はご覧のとおりとても良いですハートたち(複数ハート)

 


ここには立梅用水を作る為に測量された

この地域の高低などの数値が記録されています目

実はこの立梅用水は5つの集落に渡ってつくられているのですが

3年間ですべて完成させるために

5つの集落一斉に着工したんだとか。

 

 

こちらは当時書かれた用水の見取り図ひらめき

 

当時こんなにも短期間で用水を完成させるためには

かなりしっかりとした測量をしなければならず、

その技術が凄いものだというのが分かります。

昔はレンズもGPSもないので

水盛台という竹製のものを使い地道に測量したそうです。

 

そんな測量結果がつまったものが

水盛帳なんですぴかぴか(新しい)

 

 

今回のゲストの高橋さんは

用水のことをはじめ

西村彦左衛門の人柄についても

たくさんお話してくださいました揺れるハート

 

 

教科書には載っていませんが、

西村彦左衛門さんの偉業と

水盛帳を見て歴史を感じるとても素敵な時間でしたかわいい

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水土里ネット立梅用水事務局

三重県多気町丹生1620-3

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