長良川と言えば、夏には鵜飼、秋には長良川おんぱくがありますね。
そして、冬の長良川は「地酒」が有名です。
長良川流域にある長良川温泉エリアでは、3月末まで地酒を楽しめる「長良川のんぱく」を開催中です。
長良川の地酒はやわらかくて飲みやすい!
長良川おんぱく事務局の寺町さんにインタビュー

長良川では毎年秋に、長良川温泉泊覧会=「長良川おんぱく」というイベントを開催しているのですが、その番外編として誕生したのがこちらのイベント「長良川のんぱく」。
長良川に育まれたまち、長良川温泉エリアで新酒を楽しめる体験プログラムイベントです。

「温泉」の「おんぱく」。「呑兵衛」の「のんぱく」。
長良川は夏は鵜飼が、冬は地酒が有名です。
岐阜の地酒というと、高山や白川郷のイメージが強いですが、長良川流域の地酒も含め平野部のお酒は、口当たりが柔らかく、フルーティで飲みやすいのが特徴です。
特に、この地域はきれいな軟水でより口当たりがよく、女性に大人気!


秋のおんぱくではなかなかこの地酒を取り上げられなかったこともあり、こののんぱくは今年初めての開催です。
また昨年の夏の豪雨で長良川流域も被害を受けました。よりこの地域を元気にしたいという思いも今回の企画のきっかけとなったそうです。
観光に関係する地元の交通機関や、宿泊施設なども巻き込んで展開されていきます。
長良川の中で新酒の飲み比べ?
3月末まで行っている「長良川のんぱく」は、期間中に様々なイベントを行っています。
目玉となるイベントは2/16(土)に行われる「長良川新酒祭」。
長良川うかいミュージアム四阿にて行われるこちらのイベントには、長さ20mの巨大長良川が登場。

地元のアーティストの方々が、美濃和紙を使用して作られるそうです。
その芸術の長良川が、天井に吊るされる形で会場に登場。
その下には新酒が約50種類が並べられているので、長良川の下で飲み比べができるそうです。
寺町さん「いや、下に行くというより、長良川の中に入るって感じですよ。アユのように。」
入場無料、予約不要で当日チケットを買ってもらえれば試飲できます。
気に入った新酒は購入できます。
この日に初めて出る新酒もあるそうなので、試飲しなくては、ですね。
伝説のどぶろくはマグマみたいなお酒
数ある地酒の中でも、寺町さんのオススメは「伝説のどぶろく」です。
岐阜市内の酒屋さんが製造したどぶろく「御土」シリーズ。

このお酒は特に酵母が生きており、ガスがどんどん溜まっていく・・・開封すると、振りすぎた炭酸のように中身が湧き出てくるそうなんです。
溢れる時間、約2分。
寺町さん「溢れる、というか、もうマグマですね。」

付属されている説明書にも、取扱注意の文字が・・・!
しかし味がとてもクリーミーなのが特徴で、どぶろくが苦手な方にも好んでもらえる逸品です。
16日の新酒祭でもこのお酒の開封の儀があるそうです。
丼に入れて開封するので一滴残らず皆さんで頂きますよ。
他にもイベント盛りだくさん!
他にも列車で新酒を楽しめる企画が3つ。
3月2日、9日には「へべれけ列車」が行われます。
関と郡上八幡の間を長良川鉄道さんの観光列車「ながら川風号」に乗りながら、新酒を楽しむことができます。
新酒飲み放題となっていますので、心ゆくまで堪能OK!
3月24日には「長良川どぶろく列車」と題して、どぶろく特区に指定されている
郡上市大和町を目指して観光列車「川風」に揺られながら、どぶろく新酒を
楽しむことができます。
3月31日には芸妓さんと新酒を楽しめる「お座敷遊び列車」が。
昨年の12月にデビューした美濃市出身の芸妓「きく松」さんにお酒を注いでもらったり、お座敷遊びを長良川を眺めながら楽しめる、贅沢な列車旅になります。

そして、「宿泊プラン」もあるんです。
7軒の長良川温泉のうち、5軒で特別宿泊プランを用意しています。
新酒の飲み比べなど特典もついてくるんです。
長良川の冬は地酒。
飲みやすさが特徴です。
普段飲まない方も、皆で呑兵衛になってみませんか?
「長良川のんぱく」
1/26(土)~3/31(日)
「長良川新酒祭」
2/16(土) 10時~18時
場所 長良川うかいミュージアム四阿
(岐阜県岐阜市長良51-2)
お問合せ「長良川のんぱく事務局」
TEL 058-269-3858
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