レポドラ日記

四日市市で開催されている移動楽器博物館って?!

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今日は三重県にあります
四日市市文化会館にお邪魔しました❤︎


こちらでは現在
~チェンバ郎コレクション~
移動楽器博物館 
四日市特別展

が開催されています!!



館長木村チェンバ郎さんに
お話を伺いました!




チェンバ郎さんは調律師の仕事をしながら
世界の民族楽器や古楽器約500点!!
なんと1人で集められたんです!!


会場には見たことがないような楽器が
所狭しに並べられていますよ!







全ての音や楽器を愛しているという
チェンバ郎さん!!


もともと楽器が好きで、
調律師になる上でたくさんのピアノに出会い
ピアノや楽器のルーツを探りたいという
強い思いから古楽器や民族楽器を
収集するようになったんだそうです!


音がある場所には
すぐに飛んでいきたい!


という思いがあって


世界各地に足を運び
本でしか見たことのないような
様々な楽器を集めるように!!



33年間で500種類もの楽器を集め
厳選された300点が展示されています!



それぞれの楽器に魅力があって
収集した楽器を展示する博物館を作りたい!
という思いは昔からあったそうですが
なかなか実現は難しく

せっかくの楽器が宝の持ち腐れになってしまう
と感じていたチェンバ郎さん


ある時保育園に移動式の動物園が来ているのを見て
短い期間で移動しながら博物館をやることは可能だと思い
今の移動式博物館を始めたそうです



今はスマホで指一本で
何でも済んでしまうデジタルの時代

昔は音楽を聞くといえば
レコード

レコードに針を落とす瞬間
緊張感や響きは独特のもの


子どもたちに楽器の生の音
「五感」で感じてもらうことを
モットーにして行っているとの事です

音の振動を実際に
聞いてほしいそうです!!

そして楽器にはいろんな生き物の
命が使われている
という事も
伝えていきたいんだとか


こちらの「キハーダ」という楽器は
ロバの顎の骨を乾燥させて
歯と骨だけにした楽器!!

見た目はまさにロバのあごそのものですね!!


顎を拳で弾いて奏でます!!
リズミカルに叩いてちゃんと
楽器になるんです!!

キューバの民族楽器で現在でもメジャーな
フォークソンググループが
今でも演奏で使っているそうですよ




他にもこの「トーキング・ボール」
日本の「おりん」のようなもの!
ネパールなどの儀式で除霊や
祈りをささげる
際に使われている楽器です!


ふちをバチでこすることで
共振して音が出る仕組みになっています


チェンバ郎さんいわく
心の綺麗な人しか音を
奏でる事ができないんだとか!!!


ドキドキしながら
挑戦してみました!!

、、、鳴りましたよ!!!
よかった!!!笑

とっても響いて
落ち着く音色
 

他にも!!全ての音や楽器を愛している
チェンバ郎さんが作られた
「チェンバロ」という楽器も展示されているんです!



ピアノのルーツとされている楽器で
15年かけて丸太の状態から1から完成させたそうです!

当時の図面を参考に1700年初頭の頃のチェンバロ!


すごい完成度ですよね!!

ピアノと一緒の鍵盤楽器で
ピアノとは中の構造が違うそうです!

まるでギターの弦を
弾いたような音色
こちらも聞き入ってしまうような
落ち着く音でしたよ


楽器にはそれぞれの国や民族の
精神文化や思いが詰まっています!

そんな思いのつまった楽器を
是非見に来ていただきたいです


そして楽器について質問したら
なんでも優しく教えてくれる
素敵なチェンバ郎さん
会いに行ってみてくださいね


チェンバ郎さんがいらっしゃる時は
実際に楽器を
鳴らすこともできますよ


現在の予定では
8月5日午後2時~
8月19日午後2時~
9月1日午後7時~
にいらっしゃるそうです
 

こちらの企画展は
9月9日まで開催されています!


  10月には名古屋で
「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2018」
3日間出展予定との事ですよ
 
~チェンバ郎コレクション~
移動楽器博物館四日市特別展

場所:四日市市文化会館
三重県四日市市安島2-5-3
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