レポドラ日記

尾鷲市向井地区のご当地薬味「虎の尾」って??

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今日は三重県尾鷲市向井
行ってきました


こちらには昔から食べられている
ご当地の薬味があるんですよ
 
詳しいお話を
向井の里 代表の
黒 俊人さん
に伺いました



尾鷲市向井地区に昔からある
薬味とはズバリ!!



「虎の尾」という青唐辛子です
 
長さ20センチほどの細長い唐辛子
辛みは強いけど
爽やかな辛みと香りが特徴です






漁業が盛んな三重県尾鷲市では
昔から漁師さんたちが船に
この青唐辛子を常に載せていて
獲った魚を刺身にしたら
その唐辛子と一緒に食べていたんだそうです!!



お刺身と言えばワサビ!
と私たちは考えますが

これは尾鷲が山と海に囲まれていて
昔は流通事情が悪かったため、
ワサビを手に入れるのが難しかったので
この青唐辛子を刻んだものを
ワサビの代用品として使っていたんだそうですよ


なので黒さんも昔から、
今もお刺身と一緒にこの
虎の尾を刻んで
一緒に食べるんだそうです





私も頂きましたが
食べたときピリッ⚡
強い辛みを感じますが
嫌な辛さではなくて
爽やか
すっと抜けていくような辛みでした!!


美味しい辛み!!
美味しい!!
驚きました!!!



他にもおそうめんの薬味として使ったり
お味噌汁カレー隠し味に!!
(カレーの辛みとはまた違う
辛さが良いアクセントになるんだとか!!)


魚の煮つけに1本入れたり
(魚の臭みがとれる!)

お酒を飲むときには
丸ごと焼いて
地味噌を付けて
食べるんです!!



お味噌と合う、、、

こちらも、ずっと食べてると
もちろん辛みが増していきますが
お酒とちょこっとずつ
食べていたらお酒が
進みそうですねぇ
 
辛いけど、なんだかもう一口
食べたくなってしまうんです



なんにでも使えるんですね!!!



そしてこの「虎の尾」
昔から皆さんにそう
呼ばれていたわけではないんですよ!


前の尾鷲市長さんが
「この尾鷲市向井地区の伝統野菜である
青唐辛子を地域の特産品にしよう!
地域おこしに使おう」
と言って
黒さん含めた向井の里の会員9人
改めて畑で栽培を始めたんです!


「虎の尾」という名前は
唐辛子の先端の曲がった形が
「虎の尾っぽ」に
似ていることから名付けなれました



くるんとなっていますね


唐辛子は
毎年同じ畑で同じ野菜を育てる
「連作」には適していない為
 毎年畑を変えながら栽培しているんだそうです!


 そして唐辛子の辛いエキスカメムシが好きな為
病気などの被害もあるんです、、、。

辛いから虫が
寄ってこなさそうですが
好きなんですね、、、。

 なるべく農薬を使わないように
頑張って育てているそうです!


今年も、6月末から収穫を開始
もうすぐ出荷もスタートするそうです!

ハサミで1本1本丁寧に摘み取り
毎年、合計1トンほどを収穫!!

毎年収穫は11月頃までです!

今年の出来は良くて
例年通り今年も1トン程
収穫の見込みがあるそうです


 地元のスーパーなどに出荷し
尾鷲観光物産協会などにも少し出荷しているそうです!
 


皆さんにもこれを機に
この夏は虎の尾を食べて
ワサビの辛みとはまた違った
爽やかな辛みを
楽しんでいただきたいです
 
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