随分と温かくなってきましたが
飛騨地方の雛祭は一ヵ月遅れの4月3日に行われます
高山市の農家民宿「みづの荘」
こちらで5色のひし餅を作っているというこでお邪魔してきました!
みづの荘の水野美代子さんにインタビュー
5色のひし餅がこちら
通常のピンク・白・緑に
茶色と黄色が加わっています!
この色の意味と順番には意味があって
「植物の成長過程」を表しているんです
下から
白は雪を表す「白餅」
茶色は雪解け後の土を表す「きび餅」
緑は若葉の芽吹きを表す「よもぎ餅」
ピンクは咲き誇る花を表す「紅餅」
黄色は実りを表す「カボチャ餅」
雪が解けてから実をつけるまでの
植物の成長を表しているんですね
きび以外の材料はすべて水野さんのご自宅で
栽培された材料を使って作られています!
染色もそれぞれの材料で作っているんですが
ピンクの餅は赤かぶで色をつけているんですよ
味もそれぞればらばら!
見ても食べても美味しい!
水野さん特製のえごまダレで美味しくいただきました^^
5色のひし餅がうまれたきっかけは
戦後間もない頃、地域を元気づけようと水無神社で行われたこと
1985年頃から、染色を人工的なものでなく
自然からとれる材料で作ろうと
地元の主婦ら10人ほどで考案し、製造していました
高齢化が進み、今や10年ほど前から
水野さん一人で作り続けている・・・
「雪が解けて、家の田んぼの稲株が雪から顔を出すと
わくわくするんです。今年もひし餅作るぞ、楽しみだなって」
と優しい笑顔の水野さん
飛騨地方の5色ひし餅
販売は今日で終了してしまったので
また来年の3/15から
飛騨高山アンテナショップ「まるっとプラザ」と
みづの荘で販売するのでお楽しみに^^