現在、名古屋・栄の松坂屋美術館で「誕生70周年記念ミッフィー展」が開催されています。
12月9日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、山本衿奈が実際に訪れた展覧会の感想を語りました。聞き手は光山雄一朗アナウンサーです。
5体のミッフィーがお出迎え
山本「私、ミッフィー好きなんです。つぶらなお目目、ばってんのお口も非常に愛らしい」
ミッフィーへの深い愛着をにじませながら山本が展覧会を訪れると、平日の朝にもかかわらず入場待ちの列ができていました。
ミッフィーというキャラクターが年代を問わず、多くの人に親しまれていることを実感したそうです。
会場へ入ると、まず歴代のミッフィーのオブジェ5体が来場者を迎えます。
山本「年代によってちょっとお顔が違うので、その比較もできたりとか、もう何よりも可愛い」
ミッフィーは制作年代ごとに線の太さや表情が微妙に異なるため、オブジェを通してその変遷を直感的に感じられるのが魅力だと語りました。
特にお耳の立体感やフォルムのシンプルさが際立っており、「オブジェが見られただけでもかなりテンションが上がりました」と興奮気味に振り返った山本。
原画とストーリーから世界観を知る
今回の展示では絵本シリーズ全32作品の原画やスケッチがずらりと並び、ミッフィーの世界がどのように描かれてきたのかを深く知ることができたといいます。
展示されている作品には家族との時間を描いたものや、初めての体験にワクワクするミッフィーの姿など、「ほっこりとするお話が色々あって」と山本。
例えば、父親に誘われて動物園を訪れる話や、初めて海へ出かける話、誕生日を祝ってもらう話など、日常の中にある小さな喜びや発見が丁寧に表現されています。
山本「ほっこりするな、温かい気持ちになるなとか、海に行くミッフィーって水着着てて可愛いなとか」
そう感じながら、原画とストーリーを一緒に楽しんだとか。
また、線のタッチや色使いがシンプルでありながらどこか上品で、こどもだけでなく大人も惹きつけられる理由を感じたとも語っています。
思わず涙しそうに
山本が最も心を動かされたのは、ミッフィーのおばあちゃんの死を描いた作品『うさこちゃんの大好きなおばあちゃん』。
絵本が"死"という普遍的なテーマを淡々と、しかし温かく描いていることに驚いたといいます。
作者の思いについては「大切なことだからこそ、こどもたちにもちゃんとわかってほしい。悲しいことだけど、あなたの人生はこれからも続いていくんだよ」というメッセージが込められていると紹介。
心動かされた山本は、迷わず物販で絵本を購入したと明かしました。
作品はシンプルな文とポップな絵で構成されています。
山本「色々私たちの想像力もかき立てられて、絵本を読みながら、私も自然とこう、涙が出てくるような、そんな温かさがある」
それを聞いた光山も、「親がこどもに読み聞かせて、親子で考える時間もいいでしょうし」と、一児の父として語りました。
ミッフィーの見方が変わった
展覧会を通して山本は「ただ可愛いミッフィーに癒されに行くはずが、大人でも考えさせられる内容もあって」と語り、ミッフィーが長年愛され続ける理由を再確認したと話しました。
ミッフィーの魅力は愛らしい見た目だけでなく、日常の中にある小さな感情を丁寧に描く"奥深さ"にあるのではないかと実感したようです。
山本「ミッフィーの見方っていうのも、今回の展覧会で変わりました」
「誕生70周年記念ミッフィー展」は1月18日まで開催しています。
(ランチョンマット先輩)
CBCラジオ #プラス!
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2025年12月09日08時36分~抜粋