CBCラジオ #プラス!

意外!「貧乏ゆすり」に死亡リスクが下がる効果?

イライラしている時や長時間座ってるとついやってしまう「貧乏ゆすり」。
行儀が悪いとされ、家族や周囲の人に注意をされがちなクセですが、この貧乏ゆすりが健康に良いのではないかという研究結果が複数発表されています。

9月27日の『CBCラジオ #プラス!』ではCBCアナウンサー竹地祐治、山内彩加、つボイノリオが「貧乏ゆすり」ではなく「健康ゆすり」について、研究結果を元に意見を交わしました。

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貧乏ゆすりの語源

江戸時代に川柳で使われていたほど古い言葉である「貧乏ゆすり」。

その語源は、江戸時代に貧乏で食べ物も着るものもままならないような人が、飢えや寒さで震える様子からきた説が有力です。
そこから脚を揺すると貧乏神に取り憑かれるという迷信が生まれ、行為そのものを「貧乏ゆすり」と呼ぶようになりました。

山内が「イメージが悪いですよね」と語った貧乏ゆすりの印象に対し、「そのイメージは意図的に作られたものではないか」と推測するつボイ。
周りを不快な感情にさせてしまう貧乏ゆすりを辞めさせるためだというのです。

つボイ「夜笛を吹くと蛇が来るという迷信と同じで、辞めさせたいことを別の物語で言うんじゃないかな」

迷惑行為の抑止として貧乏神という迷信が生まれたのかもしれません。

健康ゆすりとは

抑止したい貧乏ゆすりですが、最近は助長しかねないような話が出てきています。
それが「健康ゆすり」です。

2012年4月10日付の日本経済新聞にその言葉が掲載されていました。
国立長寿医療研究センターの中村昭範さんによると、20歳~40歳代の女性40人に貧乏ゆすりをさせると、ふくらはぎの皮膚の温度が5分後に平均で約2度上昇したとのこと。
手足の冷えの対策に効果があると期待できるということです。

さらに2015年9月、アメリカの予防医学会誌ロンドン大学などの研究チームが「貧乏ゆすりをする女性は死亡リスクが低い」と報告しました。
イギリス在住の37歳~78歳の女性約13,000人に対し、座っている時間・貧乏ゆすりの頻度・死亡リスクの関係性を調べました。すると、する人としない人のグループの差がかなり違ったということです。

他にも「エコノミークラス症候群に効果がありそうだ」という考察や、「第二の心臓と言われるふくらはぎを常に動かしていれば強化され、心臓の助けになるのでは」との期待も持たれています。

ガム噛みと貧乏ゆすりは一緒?

つボイも「貧乏ゆすりは健康に効果的かもしれない」と意見を語りました。

人間は一つの筋肉を使うと集中できるといいます。
つボイによると、アメリカのメジャーリーガーが試合中にガムを噛んでるのは筋肉を使うことで集中させているためだそうです。

つボイ「集中できるという理解があるけど、日本の高校野球の選手がガム噛みながらやったらダメなんで…アメリカでは容認して効果を狙っている」

これと同じように、一つの筋肉を一定時間使う貧乏ゆすりも集中できる行為になるかもしれません。

「これ、質量保存の法則かなと思っていて」と意見を述べたのは竹地。
貧乏ゆすりをしながらリラックス効果などを得る一方、それを見ている側の人は不快感を得ます。
片方にメリットがあると、もう片方にデメリットが出てきてしまいます。

竹地「貧乏ゆすり、今日でよくわかりました。周辺の人がその負荷を追うっていうことですね」

健康に効果があるといえども、周りに不快感を与える行為は控えたいものです。
(ランチョンマット先輩)
 
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2024年09月27日08時05分~抜粋

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