CBCラジオ #プラス!

エイプリルフール限定!淡路屋のパロディ弁当「ひっぱりいか飯」

4月1日はエイプリルフール。近年ではさまざまな企業や自治体が、ユーモアあふれるウソや冗談を大々的に発表して注目を集めています。

そんな中、兵庫県神戸市の老舗弁当店「淡路屋」が、エイプリルフール用のアイデアを実現。同店の名物弁当「ひっぱりだこ飯」をパロディ化した「ひっぱりいか飯」を販売し、話題となっています。

4月1日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、淡路屋 営業部の前川さんにお話を伺いました。

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「ひっぱりだこ飯」のいかバージョン

「ひっぱりだこ飯」は、明石発祥といわれる蛸壺をイメージした淡路屋の名物弁当。
実は、パーソナリティの光山雄一朗アナウンサーが小学生の頃から大好きな駅弁なのだそう。

エイプリルフールの限定弁当は「ひっぱりいか飯」。
前川さんによると「『ひっぱりだこ飯』を元にした、いかバージョンのお弁当」なのだとか。

「ひっぱりだこ飯」は、蛸壺をイメージした茶色の容器に、たこの旨煮が入ったお弁当。

一方「ひっぱりいか飯」は、いかにちなんだ白色の容器に、たこではなく「いかの旨煮」が入っているそうです。

攻めた商品を販売できる理由

毎年、淡路屋では「エイプリルフールで何か面白いことをやろう」と社内で話題になるそうです。

今年は、ある社員の「ウソをつくより、ウソみたいな本当のことをやった方が面白いやん」という一言に全員が賛同したことから、「ひっぱりいか飯」の販売が決定したといいます。

淡路屋はこれまでにも、ひっぱりだこ飯の壺にピッタリ合う「ひっぱりだこの蓋」や、JR貨物コンテナをモチーフにした「JR貨物コンテナ弁当」などのユニークな商品を販売。

昨年は、阪神タイガースの日本一を記念した「2023年阪神タイガース日本一記念ひっぱりだこ飯の掛け紙」も販売したそうです。

弁当店としてはかなり攻めた商品を販売し続けている理由は、「商品開発のアイデアを全社員が考えることができる」という社風にあるといいます。

前川さん「しかも役員が非常に柔軟かつ協力的で『面白いことや、他の誰もがやらないことはどんどんやって良い』と後押ししてくれるので、自由な発想が実現しやすいということはあります」

“イカ”した商品の提案

「ひっぱりいか飯」の味付けは「ひっぱりだこ飯」と全く同じで、「たこがいかになっていることだけ」を十分に楽しめるそうです。

たこの旨煮が、いかの旨煮に。ご飯の中に入っているたこのすり身が、さつまあげ風のいか団子に変わっています。

蓋部分の掛け紙のデザインは、従来のたこのイラストにいかの着ぐるみを着せているという、これまたユニークなものです。

前川さん「いかに変更したことによって、“イカ”した商品を提案しないといけないなっていう」

光山「あら!コメントも“イカ”してますね」

再販は「ごめんなさい!」

この「ひっぱりいか飯」、オンラインショップでの予約受付はすぐに終了してしまったそうです。

前川さん「SNS等を見て急いで購入したお客さんがいらっしゃいましたので。その気持ちを裏切ることは“いか”がなもんかと思いましたが、すぐに再販する予定はないので。ごめんなさい!」

もう手に入らない「ひっぱりいか飯」。それでもいつか再販してくれることを願います。

前川さん「変な会社だと思うかもしれませんが、変わったことをするだけの、ただの創業121年目の普通の駅弁屋さんです」

老舗弁当店・淡路屋のユニークなチャレンジから、これからも目が離せません。
(minto)
 
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2024年04月01日07時41分~抜粋

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