石塚元章 ニュースマン!!

オヤジギャグの研究を期待?日本人が16年連続「イグ・ノーベル賞」受賞

ノーベル賞のパロディーとして毎年ユーモアのある研究や開発に贈られる「イグ・ノーベル賞」を、16年連続で日本人が受賞しました。

今年、「イグ・ノーベル賞」の「工学賞」を受賞したのは、千葉工業大学の松崎元教授らの研究グループ。取っ手や瓶のふたなどの円柱をつまんで回す時に、「何本の指を使うか」という研究です。

9月19日放送の『石塚元章 ニュースマン!!』では、石塚元章と渡辺美香アナウンサーが、リスナーからのおたよりを交えながらこの話題について語りました。

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円の直径と指の本数の関係

研究によると、使う指が2本から3本へと変わる円の直径は10から11ミリ。

実際に試してみると、「親指と人差し指ですかね」という渡辺に対し、石塚は「僕は3本くらい」

直径23~26ミリで3本から4本に、直径45~50ミリで5本の指を全部使うようになるということです。

一見、何にどう役に立つのかわからない研究ですが、「無意識にやっている行為を統計的に明らかにすることは、学問的に意味がある…らしい」と石塚。

実際、ドアノブやふたなどの設計・製品デザインなどの分野で活用できるということです。

神経質な友人は手の甲で

「コロナ禍で、できるだけ指先を使わないという友人がいる」と渡辺。なんとその友人は「手の甲で回す」んだそう。

渡辺「『そんな風に開けるの?』って聞いたら、『いや、指先はウイルスがついていると嫌だから』って(笑)」

石塚「指先はほかのものを触ったりするからね」

渡辺「神経質な友達もいて、開け方変わってきたなって」

石塚「みんながやりだすと、この研究結果はまた変わるかもしれない」

渡辺「(笑)確かに」

実は20年以上前の論文

イグノーベル(Ig Nobe)は、ノーベル賞と英語の「ignoble(不名誉な、品がない)」を組み合わせた名称です。

「ig」は否定を表す接頭語なので、イグノーベル賞は「裏ノーベル賞」ともいわれています。

「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞で、1991年に創設されました。

今回、松崎教授らが受賞したこの研究は、実は20年も前に論文を発表したもの。松崎教授は当時大学院生でした。

その時の指導教官の中には、すでに亡くなられた方もいるそうです。

さかのぼって受賞できる

本家のノーベル賞も、イグ・ノーベル賞同様にかなり前の研究が受賞しています。

石塚「そう考えると、音楽とか映画の賞って今年流行ったものがもらうじゃない?そうすると、今年できのいい作品がいっぱいあると、もらってもおかしくないくらいの作品がもらえなかったりするじゃないですか。こういうのいいよね」

渡辺「いいですね!さかのぼって受賞できるってことは」

石塚「そういう、本質と全然関係ないところにちょっと感動した石塚でありますけど」

石塚で「オヤジギャグ」を研究

ここで石塚が、リスナーからよせられたおたよりを紹介します。

「ノーベル賞のパロディ『イグ・ノーベル賞』で、千葉工業大学のグループが工学賞を受賞して、日本人の受賞は16年連続!イグ・ノーベル賞は人々を笑わせて考えさせた研究に与えられるものなので、石塚さんの“オヤジギャグ”もさらに踏み込んで賞を狙ってみてはいかがでしょうか」(Aさん)

石塚「ありがとうございます。ダジャレとかオヤジギャグとかいろんな言われ方をしておりますが…狙いません!」

渡辺「誰かに『なんで出ちゃうのか』っていう研究をしていただいて。その実験台に石塚さんを使っていただいて」

石塚「『どういうときにダジャレを言いたくなるのか、オヤジは』」

オヤジギャグの研究が世界的な賞を受賞する可能性もない、とは言い切れません。
(minto)
石塚元章 ニュースマン!!
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2022年09月17日07時26分~抜粋

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