石塚元章 ニュースマン!!

ケーキにまんじゅう!?土木工事とお菓子の甘~い関係

『石塚元章 ニュースマン!!』、愛知県建設業協会の方に建設業界のお話をうかがう「ラブなご」のコーナー。

2月13日の放送に登場したのは、矢作建設工業の紀伊さん。建設現場で使われている“甘~い”専門用語について教えてくれました。

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建設現場の甘いお話

翌日がバレンタインデーということもあり、石塚元章と渡辺美香アナウンサーに「バレンタインの思い出について」尋ねる矢作さん。

渡辺は「『すごいたくさん買わなきゃ!』っていう時期もありました。腕が切れそうになるぐらい百貨店から持って帰って」と笑います。

義理チョコブーム全盛の時代、あげる側もお返しを返す側も負担に思っていた部分もあったのかもしれません。

とはいえ石塚は、「もらえるのは嬉しいけどね」と本音をのぞかせます。

甘いチョコレートにちなんで、この日の話題は「建設現場の甘いお話」について。
 

くりはくりでも「マロン」じゃない

建設現場で使われる専門用語には、脱水ケーキ、あんこ、まんじゅう、くり粉など、甘い名前が付いているものがたくさんあります。

「脱水ケーキ」は、泥水をろ過した後に水分を絞りきったもののこと。

「あんこ」は、詰め物として中に入れるもののこと。矢作さんはダイナマイトの詰め物のことをこう呼んでいるそうです。

「まんじゅう」は、鉄骨を建てる時に、高さを調節するモルタルのこと。

「くり粉」は、削岩機という大きなドリルで岩盤やコンクリートに穴をあけた時に出てくる粉のことです。

くりはくりでも「マロンの方じゃない」と矢作さん。

この他にも、「バナナ曲線」「セメントミルク」「シュー」など、思わず甘いものを想像してしまう専門用語がたくさんあるそうです。
 

コンクリートを硬くする飲み物は?

ここで恒例の三択クイズ!

お菓子ではなく、「飲み物とコンクリート」に関するクイズです。

問【建設現場で最も多く使われる資材のひとつ、コンクリートは、セメントに砂利や砂、品質を保つ薬、水で練り混ぜて作ります。ある実験では、水の代わりにある飲み物を入れてみました。最もコンクリートが硬くなったのは、次のうちどれしょう】

 1.ビール   2.焼酎     3.甘いミルクコーヒー

シンキングタイムスタート!

かなり悩む石塚。

「わかんないよ」といいつつ、出した答えはビール。
「単純に好きだから」、そして「泡が影響してるのでは?」と推測します。

正解は残念、焼酎でした。

「たまにしか入れないけど“しょっちゅう”なんでしょ?」と、悔し紛れのオヤジギャグを炸裂させる石塚。
 

練り混ぜるのは“甘くない”

学生時代、コンクリートにワインなどのお酒を入れる文献を見たことがあったという矢作さん。

あるコンサルタントが水の代わりにコーラや日本酒を入れて実験をした結果には、「日本酒は、ひれ酒の香ばしいかおりがした」とあったそうです。

コンクリートの硬さに影響しているのは「糖分」。
糖分があるとセメント粒子の周りに幕が張って、固まりにくくなります。

この実験の中で焼酎だけ糖分ゼロだったので、最も硬くなったというわけです。

焼酎でも水で練り混ぜたものの半分の強度しか出ませんが、ビールやミルクコーヒーは、水にくらべて1パーセントほどの強度しか出ないんだそう。

コンクリートは品質管理が難しいため、「コンクリートを練り混ぜるのは“甘くない”ということで」と上手にまとめた矢作さんに、拍手を送る渡辺。

結論、コンクリートを固める最適な液体はやはり「水」ということです。
(minto)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2021年02月13日07時00分~抜粋

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