CBCラジオ『あんななのなななっ!』、生まれる前から中日ドラゴンズファンの“あんなな”こと安藤渚七が、ドラゴンズの魅力を伝える「ななのイチオシドラゴンズ」のコーナー。
12月14日の放送では、ドラゴンズのエース・髙橋宏斗投手へのインタビューをオンエア。今季を振り返りながら、加藤匠馬捕手との信頼関係や来季への意気込みを語ってくれました。
開幕投手として臨んだ今季
今年は初めて開幕投手を務めたものの、本人的には納得のいくシーズンではなかったという髙橋投手。そんな中、契約更改では年俸2億円となり、球団からの期待の大きさがうかがえます。ドラゴンズになくてはならないエースです。
安藤「開幕投手を任されて、シーズンに向かうまでの気持ちはどうでしたか?」
髙橋「すごく意気込んで臨んだ開幕戦だったんですけど、やっぱりうまくいかないというか、前半は全然良くなかったです」
後半戦で調子を取り戻せた要因として挙げたのは、バッテリーを組む加藤匠馬捕手の存在でした。
髙橋「前半の自分の投球を見て、こうやったら抑えられるんじゃないかっていうのを加藤さんなりに考えて、僕に教えてくれたので。あの人に任せっきりの投球を何試合か続けたら、若干状態も良くなってきました。もうこれでダメだったら加藤さんのせいにしようぐらいの気持ちでいました」
冗談めかしながらも、その言葉からは深い信頼関係がうかがえます。
厳しい自己評価
安藤「加藤捕手も契約更改の時に『宏斗のために』という言葉がありましたけど、来シーズンも?」
髙橋「加藤さんだけでしか勝てないってピッチャーにはなりたくないですし、しっかりと自分の実力で勝っていけるようにはしたいですけど、現時点で一番僕の球を知ってるのは加藤さんなので。そこはすごく信頼もしてますし、勝たないといけないバッテリーなのかなとは思います」
今シーズンを100点満点で自己採点してもらうと、「成績だけ見たら10点ぐらいかな」と厳しい評価。残り90点については、こう語りました。
髙橋「チームを引っ張らないといけない存在だったかなと思いますし、ローテーション回してもらっといて、この成績だったら他の人が回っても一緒なんじゃないかなっていうのはいろんな人が思ってると思うので。しっかりローテーション回してもらってるんだから、勝たせるピッチングをしないといけないなとは思います」
「10月を暇にさせない」
では、来シーズンの目標は?
髙橋「しっかりチームが勝てるように。井上(一樹)監督が言ってたのは、最低でもAクラス、クライマックスに行かないと。ファンの皆さんが10月暇になっちゃうので」
安藤「大野(雄大)投手も『寒い時期までやったことがない』とおっしゃってましたね」
髙橋「寒い時期に寒くなっちゃうんで、それだけは本当にないように。しっかりと僕だったり、(金丸)夢斗が若手で引っ張っていければいいのかなと思います」
オフはゴルフ三昧
オフは、チームメイトとゴルフに行くことが多いという髙橋投手。メンバーは加藤捕手、柳裕也投手、大野投手、高橋周平選手など、ベテラン勢が中心です。
安藤「結構先輩に連れて行ってもらうんですね」
髙橋「まあ、若い人たちがあんまりゴルフに対する熱が薄いので。誘っていただけるので、行かせてもらってます」
ただし、今シーズン中は状況が違ったといいます。
髙橋「やっぱりあんまりオフを自分の中で与えなかったので。負けてる分、やるべきことがすごく多くて、『これもやらないと』とか、体の状態を見て体操だけしとこうとか。そういう気持ちが多かったので、あんまり遊びに行くことはなかったです」
丸1日オフというのは、このシーズンオフが久しぶりだったそうです。
ファンへのメッセージ
最後に、ファンへ向けてのメッセージです。
髙橋「本当に1年間応援ありがとうございました。来シーズンに向けてまた一から頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」
インタビューのオンエアが終わり、安藤は髙橋投手の印象をこう語りました。
「めちゃくちゃお茶目で可愛らしい宏斗投手。野球の話をしてたはずが、いつの間にかゴルフの自己評価になっていたりとか、ちょっとおふざけ。って思ったらその後すごく真剣な顔で真剣なお話をしてくださったりと、いろいろな髙橋宏斗投手が見られました。来シーズン、チームを先頭で引っ張っていってほしい、そんな投手なので、これからも全力で応援していきたいと思います」
(minto)
あんななのなななっ!
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2025年12月14日13時44分~抜粋