10月24日、都内で『プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD』が行なわれ、合計123人が指名されました。
今後の野球人生を左右するドラフト会議は、毎年ドラマが生まれていますが、各球団のファンにとってはどのような選手が入団するのかは気になるところです。
28日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、野球好き芸人のかみじょうたけしが今年のドラフト会議を総括しました。
みごと1位の交渉権を獲得
かみじょうが以前から最も注目していたのは関西大学の金丸夢斗投手で、この番組でも以前「中日ドラゴンズは左ピッチャーとして狙うべき」と語っていました。
ドラフトでは中日、読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズ、阪神タイガースの4球団が競合しましたが、中日が見事交渉権を獲得し、クジを引き当てた井上一樹監督は肩を脱臼するほどのガッツポーズを見せました。
その金丸投手をも指名球団数で上回ったのが、広島出身・明治大学の宗山塁選手。
北海道日本ハムファイターズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、埼玉西武ライオンズ、福岡ソフトバンクホークス、広島東洋カープの5球団が競合し、楽天が交渉権を獲得しました。
成功かどうかの判断は?
見出しに「成功した球団はココだ!」と書きましたが、かみじょうは「成功したかどうかは正確にいうと今じゃなくて5年後、10年後に答えが出る」とコメント。
かみじょう「今の時点で成功した球団がココだとすれば、僕はやっぱりドラフトってスカウトを中心に球団が1年間かけて一丸となって、自分の球団にはこの人だっていうオンリーワン、ナンバーワンだっていうのを探して決めたわけじゃないですか。
最初に名前をこの人でっていうた人が取れた球団が、僕は今の時点で大成功やと思います」
その点でいえば、今年の中日や楽天は成功。
他には東京ヤクルトスワローズが愛知工業大学の中村優斗投手、千葉ロッテマリーンズはオリックス・バファローズと競合して獲得した青山学院大学の外野手、西川史礁選手がそれぞれ1位で獲得しています。
ベストな結果
もちろん他にも選手の交渉権を獲得していますが、すべての選手を含めて最も良かった球団としてかみじょうが挙げたのは中日です。
1位の金丸投手と2位の吉田聖弥投手は、即戦力のピッチャー。
3位の森駿太選手は高校生の野手で、4位の石伊雄太捕手は社会人の即戦力キャッチャー。
5位の高橋幸佑投手と6位の有馬恵叶投手が高校生のピッチャーです。
かみじょうは1位の金丸投手だけでもすでに100点と評しましたが、他の選手も含めてバランスが良く、補強ポイントがしっかり押さえられているとコメントしました。
かみじょう「中日は小笠原(慎之介)投手が(メジャー挑戦により)抜けてしまう。
未来の大野雄大、左のエースを取らなアカンってなると、やっぱり左の先発系のピッチャーと、あとキャッチャーを取らなアカンって思ってたところで、まず左の金丸投手。
即戦力の左、これはローテーションに入ってくるのは確実じゃないか、12球団どこへ行っても入ってくるだろうっていうのが取れた」
ピッチャーとキャッチャー
また以前、かみじょうは自身の動画で、きっと金丸投手は人気だろうから、もし外した時は西濃運輸の吉田投手を狙ってはどうかと提案していましたが、なんと中日は2位で獲得。
そして、キャッチャーが必要と思っていたところに、日本生命の石伊選手を獲得しています。
かみじょう「即戦力のキャッチャーを取ってるんですけど、打というよりも守備、ディフェンス系のキャッチャーなんですよ。
中日でいうと、木下(拓哉)選手とか宇佐見(真吾)選手とか、どっちかというと打てますよというキャッチャーがいる中、ディフェンス系が欲しかった中で4位で。
2位かハズレ1位で来てもおかしくないといわれてた、めちゃめちゃいいキャッチャーなんで。この3選手だけでもすごいじゃないですか」
かみじょうイチオシの選手
さらにかみじょうが注目するのが6位の有馬投手。
去年の秋頃はまだベンチ外の状況で、春に3番手のピッチャーになり、今年の夏の愛媛大会で初めて背番号1をもらい、公式戦初先発で9回完投1失点を記録。
愛媛大会では最高時速143kmを投げましたが、甲子園では146kmを記録。
身長も190cmもあり、伸びしろがまだ未知数といわれているうえに、かみじょうは「高校生の有馬や高橋が、同期で入る金丸や吉田といった即戦力のめちゃめちゃ良いピッチャーで勉強できる。ここまで計算して中日が取ってたらすごいなと」と唸りました。
そして、かみじょうがイチオシするのが3位の森選手。
高校時代から有名で、ショートもサードもできて足も速く、身長が188cm、体重91kgと体ができている状態。
元中日の山﨑武司さんが「昨日動画見て惚れたよ、一目惚れや!こんなん伸びるぞ。フォロースルー大谷翔平やんけ!」と大絶賛。
2年生の春に保土ケ谷球場で場外ホームランを打った際の動画を観て、遠くまで打ったということもさることながら、打ち方や構えなども含めて良いと感じたそうです。
ドラゴンズファンにとって、来年以降かなり期待が持てそうです。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2024年10月28日15時25分~抜粋