11月17日付けの日本経済新聞で「シチューはご飯にかけるか」について記事が書かれました。
記事によれば、今年ハウス食品グループ本社が、シチューについて全国調査を行っています。
この日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、北野誠がこの記事を紹介したところ、リスナー間で「シチューはご飯にかける派、かけない派」の論争が勃発しました。
北野誠と氏田朋子がメールを紹介します。
かけない派7割、ところが…
今年9月、ハウス食品グループ本社が「クリームシチューの食べ方に関する調査」の結果を発表しました。
リリースによれば、シチューを単品で食べるという人は約7割、ご飯にかけるという人は3割でした。
ところが、年代別に注目すると、若い層ほど「シチューをご飯にかける」と回答した人が増えます。
一方、「ご飯と分けて食べる」と答えた人は、40代を境に高齢になるほど増えます。
30代以下でご飯にかける派が多い理由には、タイパ(タイムパフォーマンス)重視が考えられます。
一皿で食事が済み、早く食べることができて片付けも簡単。20代、10代はこちらが多いそうです。
沖縄はかける食文化
この調査では地域差もあったそうです。
「わける派」が最も多いのは鳥取県で、80%を超えます。
一方「かける派」の首位は沖縄県で、60%を超えます。
タコライスなどのワンディッシュ料理が習慣化しているのがその理由かもしれません。
また東西で見ると、「かける派」が多いのは東日本、という結果も出ています。
この理由は丼物やそば、寿司などのタイパがいいものが昔から好まれているからでは、と見られます。
シチューは汁物?
リスナーからのリアクションです。
「我が家はこどもも含めてシチューは単品扱いです。どちらかというと汁物の立ち位置です。だから、シチューの他におかずを作らないと不満たらたらになります。
同じ材料と手間で、シチュールーを入れるか、カレールーを入れるかで、こどもたちのテンションが大きく分かれます。
ご飯にシチューをかけてとろけるチーズをかけてオーブンで焼いたら、『ドリアだ!』になります」(Aさん)
ここで北野が提案したのは、シチューにパンを付けること。
北野「バゲットを焼いて、上にガーリックの味を付けて、その上に明太子を乗せて焼いたら明太子フレンチパンになって、ルーの甘いのが引き立つはず。そこにサラダだけつけたら、洋食セットになる」
氏田は北野から「バゲット」という言葉が出てきたことを面白がりますが、確かにこれはおいしそうです。
世代間の違い
ハウス食品の調査結果を証明するように、リスナーでも世代によってかけるかかけないかが分かれるようです。
「うちの50代の私と旦那はシチューとご飯を別々にしますが、20代の息子は最初からご飯にぶっかけます。丼によそってかけるのでカレーライスというよりシチュー丼です」(Bさん)
「50代の私は分けて食べます。が、近年ではご飯に合うシチューとして濃い目の味のルーもありますから、今の若い子はご飯にかけるのは抵抗ないと思いますね」(Cさん)
シチュー離婚?
地域や育った環境による違いもあるのでしょうか?
「私は長野県出身50代。シチューはご飯にかけます。元パートナー(東北出身60代)は単品でご飯にはかけません。
シチューをご飯にかけて出したらドン引きされました。『俺もそんなに育ちがいいわけではないけど、それはないだろ』と言われました。
ねこまんまの感覚なんでしょうか?私はカレースタイルで食べてきたので意味がわかりませんでした」(Eさん)
北野「離婚の原因は…シチューですか?」
クリームシチューにはコレ!
シチューの種類によっても異なるようです。
「そのシチューがホワイトシチューなら(かけるのは)なしで、ビーフシチューならありです。
ホワイトシチューは甘い感じがするので白米には合わない気がします。やはり白米には塩っ気が欲しいと思ってしまいます」(Fさん)
最後にこんな最終的な論も届きました。
「シチュー論争に我慢できず、人生初メールです。ホワイトシチュー、クリームシチューなら断然『餅』です。そのプレーンな味わいはホワイトシチューの甘みと喧嘩せず、食べ応えもあるので、シチューは汁物とかおかずかに終止符を打てます。
難点はごろごろしたジャガイモと間違えて、かき込むように食べると、誤飲による窒息死のリスクがあることです」(Gさん)
北野はこの角度の違った意見に「お雑煮もあるものね!」と、いたく感心しました。
(みず)
北野誠のズバリ
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2023年11月17日13時15分~抜粋