9月29日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、「フランスに留学する直前の娘が、やたらフランス料理を食べたがる」という投稿が寄せられました。
フランス料理というとコース料理で豪華なイメージですが、果たしてフランス人は、日頃からあの「フランス料理」を食べているのでしょうか?
北野誠と氏田朋子が投稿を紹介します。
フランス留学前の娘
話題の元になったメールは大学生の娘を持つ父親・Aさんからのものです。
「帰省中の大学生の娘、フランス留学を控え、すでに気分はフランスになっています。食べるものもやたら『フランス料理が食べたい』と言います。
この前はカミさんが鮭を買ってきて、普通に塩焼きで食べればいいものを、娘は『フランス料理っぽくしてくれ』とぬかしました。
クックパッドを見ながら作った鮭の白ワイン蒸し。それを見た娘、『これフランス料理かな?何か違うんじゃない?』…じゃあ、自分で作れや!」(Aさん)
さらにAさん宅ではフランス菓子も作り、夕方5時ころにやっと大量の菓子ができました。
「一品くらいじゃインスタに恥ずかしくてあげられないじゃん」と娘さん。
作った本人、そして妻も「太るから」とちょっとしか食べなかったそうです。
フランス料理を食べるのか?
北野はこの投稿を読んで疑問を持ちました。
北野「俺らが食べているフランス料理、だいたいバターやワインを使っている。
でも、娘さんが留学した時、向こうで食べる料理はそれとは違う気がする。毎日、あんな手の込んだことやってないやろ」
氏田も考えて、毎日食べてるのは「パン違う?」と言い出します。
北野「案外、軽くちゃちゃっと食えるもんがあるんと違う? 留学したら、毎日そんなもん食べてられないですよね」
そこで、フランス人は普段何を食べているのか、情報をリスナーから募りました。
普通の食事
北野の問いかけに、リアクションが多数寄せられました。
「フランス人の普段の食事ですが、朝は軽くコーヒーとカフェオレやクロワッサン、トースト。昼はサンドイッチ、ファーストフード。夜は牛肉のステーキ、白身魚ソテーや鶏もものグリル。あまり日本人と変わりません」(Bさん)
「テレビで言ってましたが、朝食はコーヒーとパンかクロワッサン。昼はファーストフードをカフェで軽く食べて、夜はパスタを主にして肉、野菜を食べているようです」(Cさん)
氏田「朝、昼、控えめですね」
フランス料理より焼きそば
北野「Aさんの娘さんはフランスに過大な期待を抱きすぎているんじゃないですか?」
「それなら『マルちゃんの焼きそば』を持っていくと喜ばれる」と提案する北野。
フランス料理といえばコース料理が思い浮かびます。
北野「あんなもん毎日食べたら大変や。あれ、途中でギブアップしない?出てくるまでに酒を飲み過ぎてベロベロになるねん。
最後のデザートにイチゴとバナナを燃やしたけど、どうしようかと思った。イチゴはそのままで練乳かけたら十分や。いらんことすんなよ」
シェフはいない!
こんな情報も届きました。
「フランスは離婚率が高くてひとり親が多く、レンチン冷凍料理ばかりのお宅も結構あります。
絶対マックやスタバ行ってますよ。だいたいフランスは多国籍移民国家ですから」(Dさん)
北野「日本人が思ってるフランス料理ばかり食べてるのではない、ということでしょうね」
そして、最後にひと言。
北野「Aさんの娘さん、フランス行ってがっかりするで。あんな高い帽子かぶっている人、家におらんで」
そもそも家に手の込んだ料理を作れるシェフはいません。
その国の食文化を知るのも留学の大事なことのひとつです。いろいろ学んできてください。
(みず)
北野誠のズバリ
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2023年09月29日13時28分~抜粋