北野誠のズバリ

還暦を迎えても大人になった感じがしないオトナたち

『まいどなニュース』の記事をきっかけに、「60歳はオトナになった気がしない」という言葉が話題となっています。
ある古書の店主がツイッター(現X)で「私は今年で60歳になりますが、いまだにオトナになった気がしません」とポストしたことに、大きな共感が集まったそうです。

9月8日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、北野誠と氏田朋子が「オトナって何?」と考えをめぐらせます。

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オトナの定義は?

「60歳はオトナになった気がしない」という言葉に同意する北野誠。

北野「名言というより、『ああ、そうやね』というだけで、僕は50歳の時もそう思ってました」

氏田「いつオトナになるんですか?」

北野「ならないでしょうね」

というのも、オトナとしての嗜みや振る舞いの定義がないから、という北野。

同窓会に足を運んで、みんな老けたなとは思うけど、立派なオトナになったと思える人は少ないため「オトナの定義が僕はいまだにわからないです」と続けます。

それはオトナじゃない

氏田「…となると少年のままなの?」

北野「ただ単にアホだと思います(笑)」

SNSのタイムラインを見ながら、「大のオトナがなんでバトルするんだろう」と思うことがあるという北野。
オトナになったら余計なことをポストする必要もないし、誰かに「それは違うやろ!」と吹っ掛けることはオトナのすることなのか?

直接その人と利害関係も生まれておらず、顔も知らず。人生で交わることもないような人の投稿に腹を立てても意味はなく、そもそも自分の生活のリズムの中では関係のない相手です。

北野「だけど、それにすごく横から何か言う人がいる。なんでそんなに怒っているのかわからない。それはオトナの振る舞いではない」

物欲がなくなる

北野「60歳になってからわかったのは、欲がなくなってきたこと。特に物欲がなくなってきた。
昔は、いい車に乗りたいとか、高い酒を飲みたいとかあったけど、そんなん全然なくなっている。

オレは今、名古屋で楽しく生きている。名鉄電車に乗ってリスナーさんと飲み会にいっている。みんなとわーわー楽しく飲んでいるだけ。

60歳過ぎてわかりました、ほんの小さな幸せが何より大切です。
だって楽しいことが身近にあることが一番楽しいんじゃないの?」

北野が60歳にしてたどり着いた心境です。

北野「やっぱりいつまでたってもオトナになった気はしないでしょうね。見た目どんなに老けても、オレ若いと自分で思ってますもの」

何でもないようなことがしあわせ

この北野のオトナ論へのリアクションが寄せられました。

「オトナになる自覚ないですね。ただ着実に劣化は進んでいると思います。言葉遣いに気を付けて、責任感や思いやりをもって、誰かに何かしてもらったらお礼を言うことが大切だと思います」(Aさん)

「何でもないようなことがしあわせって、『ドーロ』第何章でしょうか?」(Bさん)

北野「『ロード』や!(笑)。似てるけどな、意味も同じやし」

こんなやりとりも幸せのひとつなのかもしれません。

「僕も3年前、骨盤骨折で半年入院、それで物欲がなくなりました。元気に生きていればそれでいいですね」(Cさん)

最後に「オトナの定義はよくわからないですね」と締める北野でした。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2023年09月08日13時17分~抜粋

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