北野誠のズバリ

これって“うつ”?妻が夫の禁煙をあきらめた理由

1月30日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、この日のテーマ「もうやめようと思った瞬間」には、「旦那に禁煙をお願いすることをもうやめようと思いました」(Aさん)というおたよりが寄せられました。

タバコの値上がりにも、夫の部屋のヤニ汚れにも腹が立ち、夫に禁煙してくれるようにお願いしたというAさん。
夫も納得して禁煙へ向かっていましたが、やはり一筋縄ではいかなかったようです。

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「吸わせてくれ」

「これからの健康も考えて禁煙してほしい」

Aさんは夫が50歳の時にこう伝え、禁煙外来も探しました。

夫は意外にも素直に病院を受診。しかし、いよいよ完全に禁煙の時期を迎えた時、夫にある変化が起こったのです。

「覇気が全然ない、目つきがおかしい、しゃべらない。そのうち布団から出られなくなり、ふさぎこむ。これって“うつ”じゃないのか?次は心療内科を探さなくてはいけないのか?」(Aさん)

新しい心配事ができたAさんに大きな溜息が増えてきた時、夫はAさんにこう切り出しました。

「吸わせてくれ」

すると夫に大きな変化が起こりました。昨日までの様子がウソみたいに、あっさり元気になったのです。

長寿に必要な「ストレスフリー」

「この様子を目の当たりにした私は、『この人には一生禁煙は無理なんだ。禁煙をお願いすることはやめよう』と思いました。
こんな調子ですから、健康で長生きすることは期待せず、年金も65歳の定年になったら早速受給することを決めました」(Aさん)

「ホンマにね、70超えて吸っておられたら無理して止めん方がいいですよ」と北野誠。

病気などの理由で自分の強い意思でやめるのでなければ、そのまま吸わせておいた方がいいというのです。

その理由は「ストレス」。

北野は「長寿に一番必要なのは、ストレスフリー」とし、その最たる例として作曲家のキダ・タローさんの名前を挙げました。

キダ・タローの生き方

北野「嫌なヤツと仕事をしない。基本嫌な仕事は受けない。ストレスフリーで現在92歳。まだすき焼きで肉を1キロ食べられますから」

キダ・タローさんの生き方に感心する玉袋筋太郎と松岡亜矢子。

玉袋は「確かにそうですね、高齢の方。蝮さんもそうだな。ストレスない感じしますよ」と、毒蝮三太夫さんを思い浮かべたようです。

北野「好きなことをやって、楽しく笑って生きてる人は結構長生きですから。酒を飲もうが、タバコを吸おうが。ストレスフリーですからね」

長寿の合言葉は「ストレスフリー」なのかもしれません。

70超えたら寿命

北野「タバコをやめるんやったら、今のうちにやめなあかんです。60、50、40で。やめれるんやったらね、酒も。でも70超えたらもうええやん」

80歳を過ぎてがんで亡くなった人の例を出して、「平均寿命やからね」と北野。

以前この番組でコーナーを担当し、昨年亡くなられた石蔵文信医師の言葉を振り返ります。

北野「『70を超えたら、がんになろうが何になろうが寿命だと思ってください』って、俺によく言うてはりましたわ。そんなに考え込んで『もっと生きれるはずや』という世界でもなくて。
身体がその生活をしてきたらがんになるのも寿命です、って言うてはったから、先生は」

とにかく大切なのは「ストレスフリー」。
Aさんの夫も禁煙というストレスがなくなり、意外と長生きしてくれるかもしれません。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2023年01月30日13時27分~抜粋

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