北野誠のズバリ

夫婦共働き、なぜ思ったよりお金が貯まらない?

『北野誠のズバリ』月曜のコーナーといえば、「ズバリマネー相談室」。

貯蓄や税金、節約など、お金に関するさまざまな悩みや疑問に対し、ファイナンシャルプランナーの方が回答しています。

3月8日の放送では、「思ったより貯金ができない」という悩みを抱える共働きの夫婦に対し、小宇佐・針田(こうさ・はりた)FP事務所の針田真吾さんが回答しました。

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2人で働いているのに…

今回紹介するおたよりは、次のとおりです。

「わが家は共働き夫婦で、日々の生活に困らないお給料はいただいております。

結婚当初は今後もお互いの仕事は続けるから、貯金もしっかりできて、いい車に乗って、マイホームに住んで、余裕のある生活が送れると思っていました。

しかし現実には、車やマイホームのローン返済はしっかり残っており、貯蓄残高も思うように増えていきません。

お互いそれなりに忙しくしているので、ずるずると時間だけが流れていっている状態です。

しかし今後のことを考えると、しっかりしないとなあ…と思います。

何から手をつけると良いのでしょうか」(Aさん)

共働きだと、「うまく生活すれば、1人分の給料がまるまる貯金に回せるのではないか」と思うかもしれませんが、現実はなかなかうまくいきません。

北野はすぐさま「まずはしっかりしよう!」とゲキを飛ばしましたが、まずは何から節約すればいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
 

こんな人が家計簿は必須!

節約の第一歩といえば、家計簿をつけることですが、針田さんも「この状況だと家計簿は必須」として、その理由を「お金に余裕があるはずなのに貯金ができないというのは、お金の管理ができていないということですから」と語りました。

収入が多ければ、貯蓄も多いと思いがちですが、思ったよりも貯金できないというのは、共働き夫婦だと結構ありがちなことだそうです。

家計簿は支出を固定的なものと変動的なものに分けて見るために作るものですが、本来なら貯蓄に回せるはずが、無駄遣いやよくわからない支出に消えていないかを確認するために作るものでもあります。

よくわからない支出を針田さんは「使途不明金」と表現しましたが、何やら横領や犯罪の匂いが…。

ただ、キャッシュレス決済が増えてきているので、お金を使った実感が湧きにくいのが今の世の中。

家計簿をつけるためには、レシートやキャッシュレス決済の明細を取っておくことが大事になります。
 

サブスクを見直そう

毎月決まった金額が出ていく固定的な支出は節約しやすいといわれていますが、あらためて確認し直すと、節約の余地がある場合も。

例えば最近流行りのサブスク。

おうち生活が長くなった今、インドアに関する「〇〇放題」で釣られがちですが、ネット配信で意外と番組を観ていなかったり、電子書籍で雑誌をそんなに読んでなかったりすると、むしろ損をするケースも。

サブスクに加入しているサービスについて実際にどれだけ使っているのか、夫婦で見直してみるのも良い方法です。

その他に夫婦で考えないといけないのは、お金について情報共有をすること。

夫婦とはいえ、お互いにどれだけ貯金があるのかを隠しがちですが、針田さんは「1年に1回、自分はこれだけ貯金できた」という報告会を開いた方が良いとアドバイスしました。

また、夫婦共有で貯金用の口座を作るのは最低限必要として、個人それぞれで口座を持つのも大事ですが、お互い自由に任せていると貯金はできません。

毎月いくら以上、共有の口座に入れると決めていくのが大事とのことです。

また、夫婦だけだと話が進まない、殺伐とした空気が流れる可能性がありますので、第三者を交えた話をした方が良いとアドバイスしました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2021年03月08日14時12分~抜粋

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